今日のボケ: おでん
正しくは「昨日のボケ」なのですが……。
夜、
今年初めてのおでんに喜んで
嬉しそうに箸を取り、鍋の中を物色する夫に、
今年初めてのおでんに喜んで
嬉しそうに箸を取り、鍋の中を物色する夫に、
「あ、ニンジンも入ってるからね」と
私はすかさず声をかけた。
私はすかさず声をかけた。
私はこういう時いつも、
きっぱりとものを言う。
きっぱりとものを言う。
なにしろ、おでんの難点は
野菜が少ないことである。
野菜が少ないことである。
「見えないけど、下の方に隠れてるから」
ちゃんと探して食べてもらわないとね。
しばらくして、
夫が困惑した口調で言った。
夫が困惑した口調で言った。
「にんじん、出てこないけど……」
え……?
ちょっと待てよ……と、
おでんを仕込んだ時の記憶を
頭の中で慎重に映像化してみる。
おでんを仕込んだ時の記憶を
頭の中で慎重に映像化してみる。
うは。ごめ~ん。
やっぱりニンジン、入れてなかったんだった。
(てか、
入れようと思っていたのに入れ忘れた。
「入れようと思った」が「入れた」に置き換わってた)
入れようと思っていたのに入れ忘れた。
「入れようと思った」が「入れた」に置き換わってた)
やはははー。
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このパターンは我が家では非常に良くある事例なんですけど、
一番の語り草になっているのは、ずううううっと昔の夕食時、
一番の語り草になっているのは、ずううううっと昔の夕食時、
食べ始めてしばし、
夫が遠慮がちに
「これって、トン汁だよ……ね?」
「これって、トン汁だよ……ね?」
私が思いっきり元気よく
「うんっ。トン汁だよっ!」
「うんっ。トン汁だよっ!」
「……ブタ……は?」
「へ?」
慌てて鍋の中を掻き回してみると、
ブタが、いない! どこにもいない!
ブタが、いない! どこにもいない!
慌てて冷蔵庫に走ると、
買ってきたまま手付かずの豚肉のパックがそのまま鎮座。
買ってきたまま手付かずの豚肉のパックがそのまま鎮座。
ひゃははー。
どうりで。
なんか、今日は
やたらあっさりしたトン汁だと思ってたんだわ……。
やたらあっさりしたトン汁だと思ってたんだわ……。