2017-01-01から1年間の記事一覧

イタリア、事前指示書による尊厳死を法制化

https://www.nytimes.com/2017/12/14/world/europe/italy-living-will-end-of-life-right-to-die-assisted-suicide.html http://www.sfchronicle.com/news/medical/article/Italy-OKs-living-wills-amid-long-running-12429919.php カトリック教会は反対した…

豪ヴィクトリア州でPAS・安楽死合法化の直後、父親に致死薬を飲ませた男性に無罪判決

ブリスベーン(クリーンズランド州)の建築業者 Peter John Nixonさん。 認知症と前立腺疾患があり、歩くこともトイレを使うこともできなくなっていた父親に コカコーラとバリウムとオキシコドン(記事によっては、さらにジアゼパムも)を混ぜたものを 「こ…

豪ヴィクトリア州 2019年6月の自殺幇助合法化を決定(自分で飲めない人には安楽死も)

先月下院を通過した法案、 上院を22対18で通過。 You have to be an adult with decision-making capacity. You have to be an “ordinary resident of Victoria” for at least 12 months. You have to have an incurable illness or condition that will cau…

カナダのMAID合法化詳細

カナダの合法化については、 ケベック州が先行したこともあったり、 裁判所が政府に命じてからの紆余曲折もあったりで、 わかりにくく説明も面倒なので、 探したら、政府のこんなページがあった。 https://www.canada.ca/en/health-canada/services/medical-…

オランダで安楽死クリニックが応じきれないほどの需要急増

今年の安楽死者は7000人を超える模様で、5年前から67%の増。 Levenseindekliniekへの要望は今年、18000件。同クリニックのトップは、需要にこたえるために機動安楽死チームの医師と看護師の数を倍増させる予定。現在の医師は57人。来年は100人に。 https://…

カナダでは子どもへの安楽死への拡大もとめる声も

http://www.cbc.ca/news/health/children-assisted-dying-1.4372627

安楽死におけるジェンダー問題

前のブログでも何度か取り上げて考えたことがある。 これはほとんど可視化されていないけど、大問題。 http://theconversation.com/we-need-to-address-questions-of-gender-in-assisted-dying-85892

ギリシャ政府が、自殺幇助法案を検討中

このニュースは、安楽死・医師幇助自殺推進の本質をあぶりだしている感じ。 http://greece.greekreporter.com/2017/10/19/greek-government-considers-introducing-an-assisted-suicide-bill/

【マクマス訴訟】 Jahiはやっぱり生きている

マクマス訴訟が面白いことになっている。 13年に散々ジャハイのことを「死体」と呼ばわったポウプが 「13年に脳死だった彼女が今は生きているというような表現をするのはおかしい。 もし今生きているのだとするなら13年の脳死判定のやり方に問題があっ…

「オムツ交換できる場所を街中に作ろう」英国のキャンペーン

http://www.changing-places.org/news/changing_places_awareness_day_2017!_.aspx?utm_source=Adestra&utm_medium=email&utm_campaign=Campaigns%20-%2017%20July%202017%20-%20CPAD

Charlie Gard 無益な治療訴訟(英)

http://www.dailymail.co.uk/news/article-4644268/Charlie-Gard-s-parents-lose-final-appeal.html http://www.trunews.com/article/european-court-sentences-ten-month-old-to-death 【7月3日】 ローマ法王が両親への支持を表明 https://www.theguardian.…

当ブログの限定公開について

【2018年春追記】 その後、全公開としておりますが、 内容は以下に書いたとおりの事情で、以下に書いた通りのものとなっております。 == 加齢による体力知力気力の低下などから 先月20日をもって当ブログを一段落としましたが、 このたび、限定的に公開…

オランダの安楽死推進派医師から、認知症患者と精神障害者の安楽死急増に懸念

https://www.churchmilitant.com/news/article/dutch-euthanasia-pioneer-disturbed-by-eroding-legal-safeguards https://trudolemmens.wordpress.com/2017/06/19/the-euthanasia-genie-is-out-of-the-bottle-by-boudewijn-chabot-translation/ https://www…

comfort and pleasure

Comfort and pleasure, that's my credo.

朝の公園で、ブログの終わりを考えた

朝のウォーキングについては 前のブログの以下のエントリーなどで書いているので、 早朝の公園にて(2010/10/20) 最近のツイートから(2012/4/5) たまに朝ごはんの後に近くの公園へウォーキングに行くようになったのは かれこれ10年近く前のことなのかもしれな…

手作り写真絵本『うみさんのホワイトデー』 あとがき

(前のエントリーの続きです) 『うみさんのホワイトデー: Yさんによるあとがき」 本当は動画で渡したかったんですが、むずかしく……。 でも、本当にいろいろなことを海さんが話してくれるので どう伝えようかと考え、物語にしました。 海さんの「制限」「不…

手作り写真絵本『うみさんのホワイトデー』 3

(前のエントリーからの続きです) 海さん: 次、食べるよ!! Y : ゆっくり食べなよ!! 海さん: はーやーくー!! 1つ目で慣れたのか、 2つ目はとてもはやく食べられました(しかも、そのままで)。 海さん: もうないん? Y : 2つ食べたじゃん! ない…

手作り写真絵本『うみさんのホワイトデー』 2

(前のエントリーの続きです) Y : ちょっとだけよ? あとは、のばすけん…… 海さん: まってよー。 噛めるところ、探すけん(真剣) Y : だいじょうぶ? 海さん: だいじょうぶよー ムセとらんじゃろ? Y : まって 噛むのやめてっ ムセるけん!! なめら…

手作り写真絵本『うみさんのホワイトデー』 1

海の施設であった数年ぶりの個人懇談について 以下のエントリーで書きましたが、 海が「意見」表明をしました(2017/2/14) その日がたまたまバレンタインデーの前日だったので、 海と相談して、「感謝」チョコ(1個100円也)を 担当してくださっている皆さん…

某国立大学X教授のご講演に抗議している件について

某国立大学の教授が数年前にされた1時間40分のご講演のうち、 前半の約30分の内容の大半と、その後も2枚のスライドが 拙著『死の自己決定権のゆくえ 尊厳死・「無益な治療」論・臓器移植』(大月書店)からの 一字一句そのまま、あるいは多少の手を入れたコ…

被害者の尊厳

このところ、よく思いだすのは、この本のこと ↓ 勝村久司『僕の「星の王子さま」へ』1(2015/9/23)から3エントリー どういう本か、1のエントリーから抜くと、 「医療情報の公開・開示を求める市民の会」世話人で、 現在も医療事故調査制度の問題点を鋭く指…

19:14

昨年度の途中から、療育園では支援職の欠員が増えて、 スタッフの方々が本当に忙しそうだったのですが、 今年度、帰ってきてくださった方や新しく来てくださった方など、 ずいぶん人が増えました。 スタッフのみなさん、ご自身が大変だったと思うのですが、…

倫理学者と医師をめぐる至言

つい最近 友人からのメールに登場し、 その1行が、 まるで輝かしいネオンサインのように 目に飛び込んできたので、 あまりの的確、 そのありがたさに、 大きな励ましをもらいながら、 しっかり頭に刻みつけた。 これを ↓ 倫理を無視する倫理学者や サイエン…

自分の非を認めずにできる「謝罪」がある、ということの不思議

海が生まれてからの30年間、 ずっと、いろんなものと闘い続けてきたなぁ、という気がする。 最初は海が生後6ヶ月くらいのとき。 拙著にも書いている暴言医師が相手だった。 科学的な説明など何もなく、いきなり、 「うっわぁ、脳波はぐちゃぐちゃじゃあ」 「…

今朝方、とても気持ちの悪い夢を見た。 私は家で夫とくつろいでいた。 といっても、現実の我が家ではなく、 壁も床もうすっぺらい剥き出しの木でできた、 粗末な山のロッジか、時代劇に出てくる木賃宿みたいな建物が 夢の中では私たちの家で、 ベッド以外に…

「やってもいい人」 2

(前のエントリーの続きですが、別物として読んでいただいても) 前のブログを始めて1年くらい経った頃のこと。 ある研究者の方から、ご連絡をいただいた。 一緒にアシュリー事件について論文を書かないか、というお誘いだった。 (誤解のないよう余計な注…

「やってもいい人」 1

私はアシュリー事件と出会ったころ、 何も知らない世間知らずのオバサンだった。 (今でも「何も知らない世間知らずのおばあさん」になっただけだけど) それで、アシュリー事件を知り、頭から離れないものだから、 その数ヶ月前にたまたま知人を介して知り…

HNTVブログ木下真さんの「障害のある人の人生設計を、いま一度考えるべきとき」

ハートネットTVブログ「Connect -"多様性"の現場から」の担当者、木下真さんが、 重度の人達の自立を支援する会「さぽーと2」(名古屋)のニュースレター4月号に寄稿されたものです。 木下さんご本人と「さぽーと2」さんから転載のご了解をいただき、 ニ…

“独りドライブ” それから、このブログについてのお知らせ

昨日、久しぶりにお馴染みの県北の町に“独りドライブ”してきました。 この町に行った日のことは、これまでも結構エントリーに書いているのですが ↓ 桜並木(2012/2/23) ハロウィーン(2013/10/31) 看護師さんの会話(2013\10\31) 悪魔(2015/5/17) チラシ(2015年…

英国の「無益な治療」訴訟: 両親の希望に反し、乳児の生命維持中止を裁判所が認める

某MLに情報提供があったものです。 Mさん、貴重な情報をありがとうございます。 Charlie Gard君(8ヵ月)はミトコンドリア枯渇症候群。 両親は渡米して治療したいと希望。 「チャーリーちゃんの延命治療を行っている英グレート・オーモンド・ストリート病院…