2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

PAS反対派のインタビューをYouTubeが削除

安楽死防止連合(EPC)のAlex Shadenbergが 18日にTropic Wave RadioのVicki Travisのインタビューを受け、 そのインタビューがYouTubeにアップされて2時間後、 YouTubeがインタビュー・ビデオを削除したとのこと。 YouTubeがTWRラジオに対して送ったメッセ…

インドの貧困女性とHPVとゲイツ財団と……ビッグファーマ?

もうこの話題には手を出したくなかったんだけど、 なぜか目に付く。目に付けば気にはなる……。 インドの貧しい女性への不妊手術とか子宮頸ガンの話題となると、 あー、それ、ゲイツ財団が絡んでるんじゃないかなぁ……と嗅覚が働く。 んで、ちろっと覗いてみる…

今日のボケ: 洗濯機

数週間前に洗濯機が壊れた。 もとい。 数週間前に私は洗濯機を壊した。 バスタオル2枚を投入する際に1枚が内蓋にひっかかったのを 一度タオルを上に引っぱることで外そうと思い、 けれど、それに失敗して外しそこなったのと同時に、 「うまく外れるはず」と…

2016年2月21日のメモ

ハワイ州下院、死産でない限り生まれた子どもには栄養と水分と医学的に妥当で理にかなった治療を拒んではならないとする the Born Alive Infant Protection Act を審議中。 http://medicalfutility.blogspot.jp/2016/02/hawaii-born-alive-infant-protection…

オレゴン州の「尊厳死法」2015年報告

オレゴン州の尊厳死法の2015年の報告が出ています。 上記グラフは2016年1月27日段階のもの。 青が尊厳死(OR州ではPASのこと)法Death With Dignity Act によって致死薬の処方箋を受け取った人の数。 緑が尊厳死法DWDAによって死んだ人の数。 1997年から尊厳…

ハートネットTVブログConnect「命に線引きする時代を考える」

昨年12月上旬に、 滋賀県のびわこ学園の第35回実践研究報告会にお招きいただき、 「いのちに線引きをする時代 それでも光はともに生きることのなかに」と題して 全体講演をさせていただき、午後からは第1分科会を聞かせてもらいました。 前日には見学会に参…

天童荒太『包帯クラブ』

天童荒太『包帯クラブ』(ちくま文庫) 宮地尚子『傷を愛せるか』で取り上げられていたので、 興味を引かれて読んでみた。 アマゾンの内容紹介 心の傷に包帯を巻こう。 関東のはずれの町に暮らす高校生、ワラ、ディノ、タンシオ、ギモ、テンポ、リスキ・・・…

JAMA Psychiatry誌にオランダの精神障害者への安楽死実態

過去数日間にたくさん報道されている話題2つのうちの1。 JAMA Psychiatry誌に、オリジナル調査の論文、 “Euthanasia and Assisted Suicide of Patients With Psychiatric Disorders in the Netherlands 2011 to 2014” 著者はScott Y. Kim, Raymond G. De B…

BBCがALS患者Binner氏の医師幇助死ドキュメンタリー

3日ほど家を空けて、帰ってきたら メールの受信トレイにわんさとあった2つの話題のうちの一つ。 BBCが10日に放送したのは 昨年10月にスイスで医師幇助自殺したSimon Binnerさんの 死の前後を追いかけたドキュメンタリー ”How to Die: Simon’s Choice”。 Binn…

2016年2月8日のメモ

Julian Savulescuが英国でいつどのような死に方をするか自分でコントロールできる権利が認められるのは時間の問題、とGuardian紙に語っている。自己決定できない人がいるからといって、止まるべきではない、と。また現行法でAIDを認められていない人にはVSED…

ベルギーで今度は恋人と別れたばかりの自閉症の女性に安楽死

ベルギーで、自閉症と診断されていた37歳の女性が 同棲していた男性との破局直後に安楽死を希望し、 認められて2010年に安楽死していたことが判明している。 女性はTina Nysさん。 姉妹2人がテレビに出演し、 Tinaさんの安楽死希望を扱った医師らは 生きる方…

「医師の視点」との「出会い」から「人が出会うということ」の可能性について考えてみる

前のエントリーに書いたように、 私が麻生幸三郎先生と初めて出会ったのは2014年6月の某日。 9月の重心学会のシンポに向けた打ち合わせの席だった。 高谷清先生とはかねて親しくしていただいているものの、他の先生方は初対面。 それだけでも気が張るのに加…

麻生幸三郎論文「インフォームド・コンセントと権利擁護」から「出会い」と「対話」の希望について 2

(前のエントリーからの続きです) ③ 「対話の糸が切れないようにする継続的な努力」 「Ⅱ.家族の代行」の項目で、 「家族の考えが本人を医療で護る方向とは異なる」場合に、 本人の利益を家族が代弁しているのかに疑問を呈したあと、 以下のように書かれて…

麻生幸三郎論文「インフォームド・コンセントと権利擁護」から「出会い」と「対話」の希望について  1

2014年秋に重症心身障害学会のシンポでご一緒させていただいた、 愛知県心身障害者コロニーこばと学園学園長の麻生幸三郎医師の論文。 『小児内科』Vol.47 NO. 12、2015-12 の特集 重症心身障害2-全身合併症・併発症、療育・社会支援に、 [重症障害に対す…

コロラド州のPAS合法化法案は上院委員会を通過せず・・・と思ったら、なんと通過?!!・・・結局は議会審議には至らず

コロラド州のPAS合法化法案は3日に 上院議会の委員会でメンバー5人のうち共和党の3人が反対して終わったようです。 それにしても、 デンバー・ポスト紙の記事の書き方がスゴイ。 C&Cの言うことだけで記事が書かれている……。 Assisted-suicide effort a nonst…

ジカ熱騒ぎの中、2人の小頭症の娘を持つ母親のブログが人気

妊娠中に感染すると小頭症の子どもが生まれるとしてジカ熱への懸念が広がる中、 小頭症の娘2人を育てている カンザス州在住の女性Gwen Hartleyさんが語る率直な思いが反響を呼んでいる。 Hartlyeさん一家は、両親に息子1人と娘2人の5人家族。 息子が生まれ…

英国最大の精子バンクの優生思想

前から取りざたされていたけど、 英国最大の精子バンク、the London Sperm Bankが 精子提供を受け付けない病気と障害リストを作っていることについて、 ついにHFEA(ヒト受精・胚機構)の調査が入った模様。 リストに含まれているのは、 ADD、ADHD、自閉症、…

スイスのEternal SpiritのPreisig医師「自殺ツーリズム解消には、他国がPASを合法化して」。高齢者の理性的自殺擁護も。

ちょうど1年前の以下の事件に関連して書かれた記事で、 スコットランドの高齢のいとこ2人が一緒にスイスで幇助自殺(2015/2/3) いまやスイスでDignitasをしのぐ勢いで自殺ツーリズムを引き受けるEternal Spiritの Dr.Erika Preisig がスコットランドへの講演…