2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「女の子っぽく」走り、投げ、闘う、ということ

「これまで作られたベストなタンポンのコマーシャル」と お薦め映像になっているのが、こちら。 THIS IS THE BEST TAMPON COMMERCIAL EVER MADE Guyism, June 27, 2014 いろんな年齢の男女成人俳優をオーディションと称して集めて、 「女の子っぽく走ってみ…

NJ州のAID(臨死介助)法案、取り下げ

先月Not Dead Yetなど障害者団体が委員会で意見陳述をしたNJ州で Aid in Dying (「臨死介助」が定訳のようです)法案が取り下げられた。 高齢者と障害者に道徳的危険が及ぶ、との 反対派の懸念が大きいため。 が、以下の地元新聞の社説は、 タイトルでは取り…

日本では自殺幇助は合法??? (NYT)

英国のNicklinson & Lamb訴訟の最高裁判決を受けて、 NYTのオピニオン・ページに「死における援助」を提唱する論考が 掲載されているんだけど、 その一節で、 患者が自分で毒物を飲んだり打ったりする自殺幇助が合法化されている場所として 日本が挙がってい…

Nicklinson訴訟で、英国最高裁「PAS禁止はプライバシー権と相反」 ・フランスでは安楽死実行の医師に無罪判決・もう一つLambert事件

「死ぬ権利」をめぐって、 いきなり大きなニュースの連発。 ① まず、英国のNicklinson・Paul Lamb訴訟で最高裁判決。 “ロックト・イン症候群”の男性が「妻に殺してもらう権利」求め提訴(英)(2010/7/20) 自殺幇助希望の“ロックト・イン”患者Nicklinson訴訟…

世の中はこういう話に満ちている……けど

たぶん、5年くらい前のこと。 某出版社の編集者の方からメールで連絡をいただいた。 ブログを読ませてもらったが、 アシュリー事件について本にする気はないか、という内容だった。 それまでも 一緒に論文を書かないかというお誘いを 研究者の方からいただ…

機内放送

金曜日の朝、8時のフライトを待つ人々はみんな、 搭乗ロビーのテレビで進行するWCの日本vsギリシャ戦に目が釘付けになっていた。 ちょうどギリシャの選手がレッドカードを食らって一人退場し、 おー、これで日本が有利になるじゃん?? と 気持ちが盛り上が…

今日のボケ: ぷるぷるぷるぷるぷるぷる

いろいろと買わないといけないものが溜まってきたので、 週末に海と「買い物&ランチ」に行こうと思っていたのに、 何度聞いても海は「は」とも言わず、口も開けず、 ぷいっとそっぽを向いて拒否。 好物の「タンタン麺!」で釣ってみても、珍しくなびかず、 …

一方的DNRめぐるJanet Tracey訴訟で、「患者との話し合いが前提」

拙著『死の自己決定権のゆくえ』でも触れた Janet Tracey 訴訟の上訴審判決が出ている。 Tracey事件については ↓ 「本人にも家族にも知らせず“蘇生無用”はやめて一律のガイドライン作れ、と英国で訴訟(2011/9/15) 「米国の救命優先ルールの轍を踏まず、英国…

「死ぬ権利」を子どもに認めないのは国連「子どもの権利条約」違反?(スコットランド)

故マーゴ・マクドナルド議員が提出したPAS合法化法案が審議中のスコットランドで 子どもの人権アドボケイトのTogether (Scottish Alliance for Children’s Rights)が 議員らに対して意見書を提出し、 国連の子どもの権利条約では 自分で意見を形成することが…

2014年6月16日のメモ

英国は介護者週間(ケアラーズウイーク)真っ只中です。一番上の記事によると、2004年から介護者給付の受給者は40%増加。8人に1人が無償のケアラー。 http://www.thejournal.ie/carers-allowance-ireland-1511817-Jun2014/ http://www.dorsetecho.co.uk/new…

【拡散希望】6月17日「クローズアップ現代」がヤングケアラーを取り上げます

6月17日のクローズアップ現代が ついにヤングケアラーの問題を取り上げます。 http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/#3515 去年、国の調査で、家族の介護を担っている15歳~29歳の“若年介護者”が、17万人以上に上ることが明らかになった。少子化や核家族…

「人はアドボケイトか専門家のどちらかでしかありえないか」Dick Sobseyの法廷体験から考える

ちょっとした必要があって、 アシュリー事件でめぐり合ってから 前のブログでもずいぶんお世話になったDick Sobsey氏のサイトを 久しぶりに覗きにいった。 http://www.ualberta.ca/~initativ/Dick_Sobsey.html Sobsey氏は カナダ、アルベルタ大学の教育心理…

私たちが格安のエビを食べられる背景に、タイの奴隷労働

グローバルなネオリベ世界で 奴隷労働がはびこっている事実については 前のブログから何度もエントリーに拾ってきましたが、 世界の「奴隷労働」を、拾った記事から概観してみる(2011/1/20) そうなのか……。 ここまできているのか……。 英米はじめ世界中の大手…

ベルギーのカトリック病院の助祭を逮捕。40人以上の患者に違法な“安楽死”か。

ベルギーのカトリックの病院の助祭のIvo Poppe(57)を 通報により逮捕。 報道が少なく詳細は不明のようだけれど、 少なくとも40人の患者を、窒息させたりインシュリンの過剰投与で死なせた、との容疑。 患者の死についてはノートに記録していた。 弁護士に…

WA州の幇助自殺、2013年は43%も増加

WA州の保健局から2013年の「尊厳死法」利用実態報告が出ている。 同法に基づいて致死薬を請求し、受け取った人は173人で、 前年から43%の増加。 そのうち159人が死亡。 死亡した159人のうち、 処方された致死薬を飲んだ後で死亡したのは119人で、 26人は処…

死ぬ権利協会世界連合の世界大会で日本尊厳死協会の岩尾総一郎氏がプレゼンする不思議

1年おきに世界大会を開催している死ぬ権利協会世界連合。 今回の世界大会が 9月18-21日にシカゴにて、米国FENの主催で開催されます。 http://www.wfconf2014.com/ このサイトの右上の「プログラム」をクリックしていただくと 日本尊厳死協会の岩尾総一郎氏…

今日のボケ: 消化器

今日は、spitzibaraのボケではなく、 spitzibaraが目撃した他人さまの、なんともシュールなボケ――。 いつのまにか町の空き地でよく目にするようになった、 使えなくなった家電製品を無料で(5円くれるところもあるとか)お引取りくださる、 ちょっといかがわ…

カナダ、ケベック州議会で、Aid In Dying 法案が圧倒的多数の賛成で通過

一旦、棚上げとなっていた法案が つい先月末に復活して、わずかな審議時間で投票に向かいそうだということは 以下のエントリーで紹介しましたが、 ケベック州のAid in Dying 合法化法案、議会に復活。脳性まひの女性と家庭医が提訴(2014/5/28) その投票が行…

ドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』

『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』 監督 宍戸大裕 Amazonの内容紹介から ふたたび、いのちをめぐる旅が始まる。 2009年に公開されて大きな話題となった『犬と猫と人間と』のパート2として、東日本大震災の被災地で600日にわたり、人と動物の姿を見つめ…

2014年6月4日のメモ

カナダ下院、全国的な緩和ケアと終末期医療の戦略をきちんと作ろうとのCharlie Angus議員の提案を全会一致で承認。:エントリーにしたかったのだけど。 http://www.cbc.ca/news/politics/palliative-care-strategy-call-backed-by-house-of-commons-1.265715…

意思決定能力法MCAの検証報告書(英国)

意思決定能力法MCAの検証報告書(英国) 自分で意思決定を行う能力が弱い人々のために、それまでの財産管理を主とした制度を医療をはじめ生活全般の意思決定支援に広げた英国のMental Capacity Act 2005(意思決定能力法。05年4月に成立、施行は07年10月1日…