気になること

「ご遺体」と「いのち」の捉え方の違い

図書館で借りて読んだので、文庫ではなくて平成27年刊行の単行本の方なのだけど、 以下の本を読んでいたら、ずっと疑問に思っていたことが説明されていた。 『葬送の仕事師たち』井上理津子著 新潮社 ずっと疑問に思っていたことというのは、米国を舞台にし…

上野千鶴子「情熱大陸」それから、ある母親の言葉

上野千鶴子さんが昨日の「情熱大陸」の古市憲寿との対談で言っていたこと。 女の子たちがね、声を飲み込む。言わない。男を敵に回したくない。 これはね、やっぱり、すごい、もう、その辺に瀰漫している感じがするね。同調圧力というかね。 ーー(中略)ーー…

幹細胞から作成した脳組織(オルガノイド)を使った実験の倫理問題

https://www.bioedge.org/bioethics/the-need-for-ethical-oversight-of-brain-organoid-research/12911 https://theconversation.com/fresh-urgency-in-mapping-out-ethics-of-brain-organoid-research-107186 幹細胞から作られた脳組織(オルガノイド)を…

ゆがんだ欲望満たすため、精子ドナーとして200人の父親となったオランダ人男性

https://www.bioedge.org/bioethics/meet-the-father-of-one-thousand-kids/12905 https://www.theguardian.com/science/2018/nov/24/sperm-donor-man-who-fathered-200-children

米の13歳、14歳の性同一性障害者が両乳房切除 自己決定権は何歳から?

https://www.bioedge.org/bioethics/13-year-olds-given-mastectomies-at-california-clinic/12816

後継ぎが欲しい、と事故死した息子から採取した精子を冷凍保存、米国のクリニックで4つの受精卵を作って男児を選別し、代理母に孫を生んでもらった夫婦

https://www.bioedge.org/bioethics/british-grandparents-use-dead-sons-sperm-to-create-child/12815

英国、2020年から臓器提供をオプトアウト制に

https://www.bioedge.org/bioethics/will-britains-new-opt-out-organ-donation-system-work/12774

モンサントに320億円の賠償命令

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180817-00010002-agora-bus_all 8月10日サンフランシスコの裁判所は、アグリビジネスの最大手のひとつモンサントが訴えられた裁判で、原告側の主張を全面的に認め、モンサントに対して総額約320億円の賠償金を支…

ナフィールド生命倫理評議会がDNA編集を認める

https://www.bioedge.org/bioethics/uk-bioethics-thinktank-endorses-germline-modification/12740 早速にサヴレスキュを含む数か所から、重病が分かったなら胚にDNA編集を行うことは道徳的義務だ、と主張する声。 https://www.bioedge.org/bioethics/enhan…

日本財団:平成30年7月豪雨被災地支援

いただきもの情報ですが。 https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/nishinihon/

ES細胞普及へ…廃棄前の受精卵で作製、再生医療に新たな選択肢(日本)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180523-00050012-yomidr-sctch 京都大は22日、医療用に使えるES細胞(胚性幹細胞)の作製に国内で初めて成功したと発表した。7月頃から全国の医療機関などに提供を始める。 …… 人のES細胞は京大が2003年、…

米アラバマ州の13歳少年、人為的心臓死後臓器提供が予定された前日に意識を回復

https://www.bioedge.org/bioethics/13-year-old-regains-consciousness-after-parents-sign-organ-donation-forms/12689?utm_source=BioEdge&utm_campaign=fa999eacbe-EMAIL_CAMPAIGN_2018_05_13&utm_medium=email&utm_term=0_76ab23e62c-fa999eacbe-124743…

オランダの研究者ら、マウスのES細胞から人造の胚様組織作成に成功

オランダの研究者らが、 マウスのES細胞から胚様の組織を作り出すことに成功。 マウスの子宮に着床させ、妊娠させることができた、と。 Nature誌に発表され、科学界から熱い反応があった、とのこと。 もちろん、どこまでいくのか、懸念の声も。 Natureに発表…

フィンランドのベーシック・インカム実験、今年で打ち切り

https://www.nytimes.com/2018/04/24/business/finland-universal-basic-income.html?emc=edit_th_180425&nl=todaysheadlines&nlid=500681940425 “It’s a pity that it will end like this,” said Olli Kangas, who oversees research at Kela, a Finnish go…

いつか科学技術で蘇る日のために、医師幇助自殺で脳を保存しておきません? ……という新手のショーバイ

CA州で医師幇助自殺する人に、 やがて科学がそれを可能にしたときに蘇るために 脳を保存しませんか? というスタートアップ企業の商売。 料金は1万ドル。 https://www.popularmechanics.com/science/health/a19423696/nectome-startup-kill-you/ https://tec…

性転換を決めたけど子どもは欲しいとホルモン中断して妊娠した”男性”(英)

3年前の17歳の時に男性への性転換を決心し、 ホルモン療法を受けていたHayden Crossさん(20)は法的には男性。 しかし、子どもを持ちたいと考え、 男性になるプロセスを中断して妊娠。 将来、子どもを持てるよう、完全に男性になる前に卵子を凍結したいと考…

「神経筋疾患ネットワーク」の相模原市障害者殺傷事件への声明

相模原市障害者殺傷事件への声明文 2016年7月29日 代表 見形信子 2016年 7月26日未明に相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた障害者殺傷事 件によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、負傷された方々に心よりお見舞 いを申し上げます…

相模原障害者殺傷事件で、立岩真也先生が共同通信に寄稿

http://www.arsvi.com/ts/20160028.htm 共同通信に掲載予定ということなので 掲載されたら転載させてもらおうと思ったのですが、 よく見たら先生ご自身が「拡散希望」として流されているので、以下に。 安楽死の主張や優生思想・優生主義には種々の意味があ…

相模原障害者殺傷事件で、きょうされん専務理事 藤井克徳さんインタビュー

今日は NHKの取材でドイツでナチスのT4作戦を取材してこられた きょうされんの藤井克徳・専務理事のインタビューも出ました。 https://www.buzzfeed.com/keigoisashi/kyosaren?utm_term=.pn4ZKL05Z#.qoa8od968 もっとも問題なのは、容疑者が優生思想を持っ…

相模原障害者殺傷事件で福島智先生が「尊厳の否定は『二重の殺人』」

福島智・東京大先端科学技術研究センター教授の毎日新聞への寄稿 「重複障害者は生きていても意味がないので、安楽死にすればいい」。多くの障害者を惨殺した容疑者は、こう供述したという。 これで連想したのは、「ナチス、ヒトラーによる優生思想に基づく…

松永正訓先生のブログ記事 「私たちの中に潜む差別意識」

『運命の子 トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』(小学館)の著者、 松永正訓先生が今日のブログで相模原障害者殺傷事件に触れて、 「私たちの中に潜む差別意識」という記事を書かれています。 先生のご了解を得て、以下に転載させてい…

拙著『死の自己決定権のゆくえ』の最後に書いたこと ~相模原障害者殺傷事件を受けて抜粋~

障害があろうとなかろうと、どんなに重い障害があろうと、生きてはならない人なんて、どこにもいない。 重い障害を負った私らの子は、次々に死んでいくようにも見えるけれど、 本当は障害のあるなしとは無関係に、誰がいつ死ぬかなんて、誰にもわかりはしな…

全国手をつなぐ育成会連合会「津久井やまゆり園の事件について(障害のあるみなさんへ)」

平成28年7月26日、神奈川県にある「津久井やまゆり園」で起きた事件につきまして、当会として障害のあるみなさんへメッセージを送ります。 津久井やまゆり園の事件について (障害のあるみなさんへ) 7月26日に、神奈川県にある「津久井やまゆり園」と…

太田典礼の優生発言

相模原市の障害者殺傷事件を受けて、 日本尊厳死協会の前身である安楽死協会の初代理事長、 太田典礼の発言を確認しておきたくなりました。 以下のサイトより、いくつか引用。 http://www.arsvi.com/w/ot10.htm 劣等遺伝による障害児の出生を防止することも…

DPI日本会議から「相模原市障害者殺傷事件に対する抗議声明」

2016年7月27日 相模原市障害者殺傷事件に対する抗議声明 特定非営利活動法人DPI(障害者インターナショナル)日本会議 議長 平野みどり わたしたちDPI(障害者インターナショナル)日本会議は、 障害の種別を越えて障害者が障害のない人と共に生きることがで…

イラクで違法な臓器売買

イラクでは近親者以外からの臓器提供は認められていないにもかかわらず、 違法な臓器売買が横行している。 イラク人口の4分の1を占める貧困層が食い詰めては、 自ら進んでドナーとなっているほか、 シリア難民のイラク英語圏への流入も要因。 闇売買で腎臓1…

薬価吊り上げスキャンダルのValeant社、CA州のPAS合法化を前にセコバルビタールの価格を倍に

昨年秋から折に触れて拾ってきた以下の米国の薬価の吊り上げスキャンダルが まさか、PASの話題に飛び火するとは。 元ヘッジファンド・マネジャーの製薬会社CEOが薬の値段を40倍も吊り上げて開き直り、ファーマ業界からも総スカン(2015/9/25) 株主への利益還…

インドの貧困女性とHPVとゲイツ財団と……ビッグファーマ?

もうこの話題には手を出したくなかったんだけど、 なぜか目に付く。目に付けば気にはなる……。 インドの貧しい女性への不妊手術とか子宮頸ガンの話題となると、 あー、それ、ゲイツ財団が絡んでるんじゃないかなぁ……と嗅覚が働く。 んで、ちろっと覗いてみる…

英国最大の精子バンクの優生思想

前から取りざたされていたけど、 英国最大の精子バンク、the London Sperm Bankが 精子提供を受け付けない病気と障害リストを作っていることについて、 ついにHFEA(ヒト受精・胚機構)の調査が入った模様。 リストに含まれているのは、 ADD、ADHD、自閉症、…

製薬会社の臨床試験はまだまだ透明性が低いとの調査結果

Bioethics InternationalというNPOがBMJ誌に発表した調査結果によると、 2012年の新薬の臨床試験でディスクローズされていたのは3分の2のみ。 さらに、レビューを受けた薬の約半数は、 臨床試験の第2または第3フェーズの少なくとも1つがディスクローズされ…