2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

南アフリカで末期がんの男性に安楽死もPASも認める判決

【5月1日追記】 一夜開けて、思いがけない続報あり、 Robinさんはこの段階では深い鎮静状態だったようで、 そのまま、死ぬための幇助を受けることなく 家族に囲まれて「自然に」「おだやかに」亡くなったとのこと。 その後の続報からは判決の前だったようで…

解説 by 福岡伸一 in アダム・ウィシャート『三人にひとり』

図書館で目に付いたので借りてきて、読もうとしたのだけど、 翻訳文体というのがもともと苦手なこともあって、 どうしても「相性」がしっくり行かずに数ページで諦めた本。 『三人にひとり 生命の謎を説くがんと科学の未来』 アダム・ウィシャート著 北川知…

自殺幇助ガイドライン改訂に障害当事者から法的チャレンジ(英)

ずっと気になっていた英国の以下の件に続報です。 英国の自殺幇助起訴ガイドライン、緩和(2014/10/17) 上記の現DPPのガイドライン緩和改訂が 議会の審議を経ずに行われたことをめぐって、 障害者の権利運動の活動家、Nikki Kenwardさんと夫のMerveさんが 違…

今日のボケ: またも……。

朝から夫婦で、まだ寝込んでいる海のところへ行って、 夕方、買い物と食事をして帰って来て、 疲れたので、今日はもう仕事はやめておこうと思って、 ダイニングのテーブルでノートPCを開き、 メールとニュースのチェックだけ、ざっとやることに。 でも、その…

奥の院

6年も前にこちらのエントリーに書いているように ↓ ポニョ(2009/7/23) 海は療育園に親がいる時、 「親に言えば、やってもらえる(やらせられる?)こと」と 「ここでは親に言っても意味がないこと」をちゃんと区別していて、 前者は親に要求するが、後者は親…

【拡散希望】斎藤貴男『子宮頸がんワクチン事件』

ジャーナリストの斎藤貴男氏が 『子宮頸がんワクチン事件』(集英社インターナショナル)という新刊を上梓している。 パッと表紙を見た時に タイトルに「事件」と銘打たれていることに 違和感を覚える人も少なくないかもしれない。 これは、そういう人にこそ…

2015年4月17日のメモ

78歳の重症の認知症の妻Donna Lou Rayhonsさんをケアホームに訪ね、そこで性行為があったとして夫Henryさんが虐待の罪で起訴されて裁判に。娘とホーム職員は、Donna Louさんには性行為への同意能力はなかった、と主張。:認知症の人の性行為への同意能力の問…

中国の臓器移植ツーリズム、大量の臓器はどこから?

中国では公式のドナー登録者は非常に少ないにもかかわらず、 年間10000個の臓器が移植されて、 いまや10億ドル産業と化した臓器移植ツーリズムの名所となっている。 では、その臓器はどこから来るのか。 人権弁護士のDavid Matas氏は 「臓器目的で殺されてい…

「正しかった Iくん」

以下、海の担当の看護師Mさん(男性)からの連絡ノート。 Mさんは、絶妙に個性的なストーリー・テラーで、 いつも愉快なお便りで楽しませてくださるのだけど、 今回は「正しかった Iくん」というタイトルまでついた超大作。 「お便りノート」史上最高の傑作…

劇団(変態ではなく)態変の機関紙「イマージュ」2月号から

ちょっと前に、某所で、ある人から 劇団態変の機関紙、「イマージュ」の2015年2月号をいただいた。 (白状します。これをいただくまで、 私は劇団変態だとばかり思いこんでいました。ごめんなさい) そこに、第62回公演作品の『試験管』について、 「態変表…

2015年4月5日のメモ

最高裁が1年以内の法整備を命じたカナダで、PAS合法化に向けて医学教育にPASを盛りこむべく検討が行われ始めている。これを思い出す ⇒ フランスの医学生グループが「医学教育で終末期ほとんど学ばないの」と、安楽死とPASに反対(2014/5/20)。 終末期医療につ…

論文「地域における知的・発達障害者の医療」を読む

論文「地域における知的・発達障害者の医療」を読む 知的・発達障害(IDD)のある人々が適切な医療を十分に受けることができていない問題と、その解決に向けた米国のクリニックの取り組みについて、先月号の当欄で紹介した。その後、この問題をめぐって米国…