2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧
合法化法案SB128が州上院議会に提出され、別途訴訟も起こるなど PAS合法化に向けC&Cが猛攻勢をかけているCA州で、 全米の障害者の権利擁護Protection and Advocacy ネットワークの一環である Disability Rights Californiaが、5月22日付で 法案の提出者であ…
相次ぐ英国人のディグニタスでの自殺を受け、 (この記事によると、これまでに273人) Daily Mail紙の女性記者が 35歳の精神障害者を装ってディグニタスに電話をかけたところ、 かねて疑惑が取りざたされているColin Brewer医師に連絡するよう指示されたとい…
スイスへの自殺幇助ツーリズムに、 英国から、またも新たなパターンが登場。 脊椎癌で身体がマヒする前に、とディグニタスで死んだSpencer さんのニュースから2日後、 12年に脊髄にできた良性腫瘍を摘出fしたところ神経を傷つけて常に痛みがあり、 歩くのも…
26日、スコットランド議会は かねて審議されてきたPAS合法化法案を否決。 反対82 vs 賛成36。 党議拘束なしの自由投票となったが、 4月末に議会の保健委員会が「法案には瑕疵がある」と指摘していた。 PAS合法化法案の否決は 以下の関連エントリー一…
またも英国人のディグニタスでの自殺が大きく報道されて、 Falconer上院議員らによる合法化に向けた議論の再燃につながろうとしている。 ビジネスマンのJeffery Spectorさん(54)は 2009年に脊椎のガンを診断された。治療不能とのことだった。 診断から…
Jahi McMathさんの近況を、Paul A. Byrne医師が報告。下はそれに対するThaddeus Popeの反論。なんだそりゃ?と思うのは、Byrne医師が「オークランド子ども病院の医師らがジャハイさんの心臓は止まるし、他にも諸々悪化すると予測したが、そんなことは何も起…
堤未果『沈みゆく大国アメリカ』(集英社新書) アマゾンの内容紹介は、 アメリカ版・国民皆保険の呼び声高い「オバマケア」。 夢の医療保険制度改革は、「1%の超・富裕層」が仕掛けた、壮大なる「罠」だった! 史上最強の超大国をもゲーム上のコマとしてしまう…
兄の葬儀から2日。 朝起きて、わぁ、お天気が良くなりそうだ……と思うと、 にわかに自然の近くに身を置いてみたくなって、 久しぶりにお馴染みの県北の町まで「ひとりドライブ」に行ってきた。 さすがに山の緑は、もう「若葉の頃」の淡淡といたいけな風情を失…
全米の医師会で初めて、 CA州医師会(CMA)がPASに反対の立場を捨てて、中立とし、 現在、議会に提出されている合法化法案、第128号上院法案、the End of Life Option Actに 反対しないことを表明。 “As physicians, we want to provide the best care possi…
以下は4月9日に書き、 兄の眼に触れては、と案じて非公開のままにしていたものです。 去年から神戸と広島を往復して働きながらスキルス胃がんと闘病してきた兄が 2月から広島で寝付いていて、このところ毎週通っている。 先週いっしょに車で花見に行った…
① 地震のネパールから代理母は置き去りに子どもだけイスラエルへ インドとタイが代理母産業への規制を強化して後、 インドのエージェンシーが顧客をネパールへ回し、 ネパールは人知れず、代理母産業のハブとなっていた模様。 イスラエルでは同性愛者や独身…
アイルランドでも老親介護と依存状態にある子どものケアを共に担う「サンドイッチ世代」が急増し、50歳から69歳女性では、3人に1人. http://www.irishexaminer.com/ireland/sandwich-generation-on-the-rise-says-carers-group-330434.html 先月末期がんの…
女性は80歳で認知症のケアホームで暮らしていた。 家族が本人が死にたいと意思表示していたとして安楽死を要望。 治療を担当する医療職が 女性には死にたいという意思を表明することができないとして、 拒否したところ、 家族が裁判所に提訴し、 女性への安…
FENのボランティアがいくつもの州で会員にヘリウム自殺を幇助していた疑いが出て 幹部ら4人が逮捕されたFEN事件については、当初から情報を拾っており 詳細については、以下のエントリーにリンクしてありますが、 米TV番組“The Suicide Plan” FEN事件を詳細…
オランダ、Arnhem市の上訴裁判所は、5月13日、 2008年に致死量の毒物を手渡して99歳の母親の自殺を幇助したAlbert Heringa氏について 2013年の下級裁判所の判決を覆し、不起訴とした。 (13年の判決でも、自殺幇助で有罪となるも刑罰は科せられていない) 判…
The Journal of Medical Ethicsで、 Udo Schuklenk(カナダのクイーンズ大)と Suzanne van de Vathorst(アムステルダム大)の2人が 終末期の患者には幇助自殺を認める一方で、 不治の精神疾患に苦しむ人には認めないのは差別である、 両者の間にはQOLが低い…
P.シンガーの新刊書については、以下のエントリーで紹介しましたが、 ピーター・シンガーの新刊はeffective altruism(効果的利他主義)(2015/3/11) そのプロモーションのために行った4月16日のラジオ・インタビューで、 シンガーは、 政府資金による医療…
ちょうど1年前に拾った、以下の話題の続報。 「死ぬ権利」の次は、未承認の実験的新薬を「トライする権利」(2014/5/19) Art Caplanって、ペンシルベニアからNY大学へ移ってから なんか言うことがちょっと変わってきたんでは……? と そこはかとなく感じていた…
PBS Newshourという番組が、 米国の黒人が白人などに比べてリビング・ウィルを書かない問題をとりあげたらしい。 アメリカ人一般には、 終末期医療をあらかじめ計画しておくという姿勢が広がりつつあるものの、 白人の43%が事前指示書またはリビング・ウィ…
【8日追記】 以下で紹介している英語記事の内容は、文末に追記しておりますように、 明らかに事実とは異なっていますので、ご注意ください。 なお、蛇足ですが、 本エントリーの意図は事実とは異なっている情報を流すことではなく、 このような情報が現に流…
以下のエントリーの続報。 南アフリカで末期がんの男性に安楽死もPASも認める判決(2015/4/30) 南アフリカ、プレトリアの高等裁判所が 末期がん患者でPAS合法化ロビー活動家のRobin Stransham-Fordさんに 医師の幇助(積極的安楽死または自殺幇助のいずれも可…
今週のバイオエッジのニュースレターの本文が、 インドで、愛する人を殺すのではなく自分が死ぬための「慈悲殺」として 安楽死を求める人たちの実態を紹介している。 Sunday, May 3, 2015 In 2007 an infection swept through the pomegranate trees of Hyde…
コロンビアが2月の憲法裁判所の判決を受け、PASガイドラインにより合法化。成人で終末期の人に限定。ただし意思決定能力のない人の場合にも、当人の意思を明示する音声または文書の記録を家族が提示すれば認められる。 http://panampost.com/sabrina-martin/…