2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ブリタニーさん死後5ヶ月にして、3本目のビデオでCA州議員に合法化を訴え

昨年秋に世界中のメディアを席巻した ブリタニー・メイナードさんの医師幇助自殺については 以下のエントリーと、その後もいくつものメモで拾ってきました。 10月14日のメモ 医師の自殺幇助は「社会的行為」……Brittany Maynard事件(2014/10/24) Not Dead Yet…

NYTビデオ「死ぬ権利?」

「死ぬ権利」議論を注目している人には必見と思います。 A Right to Die? NYT, March 23, 2015 キボーキアン医師から現在に至る「死ぬ権利」を巡る米国の議論をたどりつつ、 特に後半、重点は明らかに合法化推進におかれている。 主に取り上げられている登場…

安楽死希望の嚢胞性繊維症の少女、同病女性からの励ましを受け、希望を取り戻す(チリ)

以下のエントリーで拾ったニュースに、 嬉しい続報がありました。 今度はチリの14歳がビデオで「嚢胞性線維症と闘うのに疲れたから死にたい」と大統領に訴え(2015/3/3) Valentina Maureira(14)は 米国のブリタニー・メイナードさんについての報道に接した…

精神障害者の安楽死、年間50から60人(ベルギー)

ベルギーの安楽死推進派、Wim Distelmans医師のインタビュー記事の一部を BioEdgeが抜いている。 その概要は、 昨年の安楽死者1924人のうちの2~3%に当たる、 50人から60人の精神障害者に安楽死が行われた。 躁状態と欝状態の繰り返しに翻弄されて疲れ果て…

2015年3月19日のメモ

ミネソタ州議会に提出された Compassionate Care Act of 2015は、PAS合法化を含んでいるらしい。いよいよ法文としてもPASは「緩和ケア」に含まれることになってきた。 http://medicalfutility.blogspot.jp/2015/03/minnesota-compassionate-care-act-of.html…

ベルギーの安楽死者が全死者数に占める割合、6年間で2.4倍に急増

ベルギー、フランダース地域で 2013年上半期に死亡診断書を書いた6188人の医師へのアンケート調査をおこない、 60.6%の3751人から得た回答を分析した結果がNEJMに報告されている。 それによると、 1. 2007年に1.9%だった安楽死の割合は、2013年には4.6%…

最高裁がPASの権利を認めたカナダで、幇助自殺者からの臓器提供をめぐる議論

十分に予測されたことだけれど、 医師幇助自殺は憲法で保障された権利だと最高裁が認め、 議会に対して1年以内の法改正が命じられているカナダで、 医師幇助自殺者からの臓器提供が議論になっている。 カナダ最高裁の判決についてはこちらに ↓ カナダ最高裁…

スコットランド政府、介護者法案を発表

スコットランド政府は10日、 介護者(ケアラー)法案(the Carers’ Bill)を発表。 介護者の権利を法に明記し、それによって、 すべての介護者が要介護者とは別途、自分の支援計画を通じて支援を受けられる。 また、自治体ごとにアドバイスと情報センターが…

スイスのExit、登録者が20%も急増し、昨年は過去最高ほぼ15万人

スイス在住の人を対象に自殺幇助を行っているExitが 11日に発表したところでは Exitの登録者が2013年には ドイツ語圏で81,015人、 イタリア語圏で67,602人。 2014年にExitの幇助を受けて自殺した人は583人。 新規登録希望は20%も急増。 Exitでは、急増の理…

ピーター・シンガーの新刊はeffective altruism(効果的利他主義)

ピーター・シンガーの新刊が4月に出る。 タイトルは ”Doing the Most Good: How Effective Altruism Is Changing Ideas about Living Ethically” 直訳すれば 「最大の善を成すということ:「効果的利他主義」が倫理的な生き方に関する考えをいかに変えつつあ…

「知的・発達障害者のためのクリニック(米)&障害のある我が子を介護する高齢の親たち(豪)」

知的・発達障害者のためのクリニック(米) 大晦日、ウェブ版の『ニューヨーク・タイムズ』で“the Challenging Patients”というビデオが目に付いた。「処遇困難な患者」とはどういう患者のことかと観てみたら、知的・発達障害(IDD)者のことだったので、関…

今度はチリの14歳がビデオで「嚢胞性線維症と闘うのに疲れたから死にたい」と大統領に訴え

チリの14歳の少女Valentina Maureiraさんが 嚢胞性線維症と闘うのに疲れたから死にたい、と Facebookのビデオで病院のベッドから大統領に向けて訴えた。 I am asking to speak urgently to the president because I am tired of living with this disease, a…