2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

今日のボケ: 大根

同世代の友人と話をしていて、 「ちょっと前までは、 2階に上がって、なんでここへ来たんだろう……って 分からなくなってたんだけど、 最近は1階で場所を移動して、 なんでここへ……? と思うようになった」 という話が出てきたのを機に、 交互に自虐ネタを披…

「地域医療ジャーナル」に「『無益な治療』論とDNAR指示」を書きました。

「地域医療ジャーナル」2月号に 「『無益な治療』論とDNAR指示」という文章を書きました。 「無益な治療」論を 「患者や家族の決定権」と「医療職のインテグリティ」との対立と捉え、 米国、カナダ、英国の無益論関連の事件と議論を振り返りつつ、 12月に出…

ディグニタスの窓口(?)Brewer医師を通じて、認知症の英国人6人がスイスで幇助自殺

2006年に不適切処方で英国の医師登録を抹消された精神科医 Colin Brewer医師については、以下のエントリーで拾っており、 どうやら英国の自殺希望者とディグニタスをつなぐ窓口の役割を担った存在のようです。 医師登録を抹消された医師の診断書で英国人7人…

希望者急増中、カナダの安楽死合法化によって医療費1億ドル超の削減効果

いつか、こういうデータが出てくるだろうとは思っていたけど、 カナダ、アルベルタ州カルガリー大の研究者 Aaron Trachtenerg医師とBraden Manns医師が MAID(安楽死と医師幇助自殺)の合法によって削減される医療費を試算した結果を 23日に刊行されたカナダ…

性転換を決めたけど子どもは欲しいとホルモン中断して妊娠した”男性”(英)

3年前の17歳の時に男性への性転換を決心し、 ホルモン療法を受けていたHayden Crossさん(20)は法的には男性。 しかし、子どもを持ちたいと考え、 男性になるプロセスを中断して妊娠。 将来、子どもを持てるよう、完全に男性になる前に卵子を凍結したいと考…

カナダ・ケベック州も安楽死後臓器提供へ?

BioEdge の Cookも書いているけど、 昨年6月に安楽死法が施行されて、 12月にはMedical Ethics誌に安楽死後臓器提供を提唱する論文が掲載されたというんだから、 本当にカナダのすべり方はすさまじい。 しかもケベック州はこんな状況 ↓ ケベックの安楽死者、…

2017年1月13日のメモ

日本。障害児の母の95%は安定した就労ができていない 医療的ケア児はひとたびNICUを退院すると、地域に行き場がなくなります。重度の障害を持つ子どもの母親にいたっては、フルタイム勤務がほぼゼロなのが実態であるという。「重い障害を持つ子どもが生まれ…

憎しみと判断をめぐる至言

ネット上の某所で見つけて 即座に紙とペンをとり、 メモした。 あまりの的確、 そのありがたさに、 時間をかけ、 一文字ずつゆっくり 丁寧に書き写した。 これを ↓ 敵を憎むな。判断が鈍る。 (Never hate your enemies, it affects your judgement.) そして…

立岩真也・杉田俊介『相模原障害者殺傷事件-優生思想とヘイトクライム』

相模原障害者殺傷事件 ―優生思想とヘイトクライム 立岩真也 杉田俊介 青土社 2016年12月22日 第1部は立岩氏が相模原障害者殺傷事件の後に 『現代思想』2016年9月、10月、12月号に寄稿した文章の再掲。 第2部は杉田氏が同10月号に寄稿した文章の再掲と 書いた…

ICなしに「無益性」に基づいて医師が出すDNR指示書、COLST法制化(VT州)

年末に以下のエントリーを書いた際に、 米国でPOLSTが「無益な治療」拒否のアリバイと化している、と指摘したばかりですが、 日本集中治療学会から「DNAR指示のあり方についての勧告」(2016/12/22) 早速にそれを裏付けるような情報が出てきました。 2013年に…