ディグニタスの窓口(?)Brewer医師を通じて、認知症の英国人6人がスイスで幇助自殺

2006年に不適切処方で英国の医師登録を抹消された精神科医
Colin Brewer医師については、以下のエントリーで拾っており、
どうやら英国の自殺希望者とディグニタスをつなぐ窓口の役割を担った存在のようです。



そのBrewer医師に関する続報。

2013年から16年に、同医師は18人の患者をスイスに送ったが、
そのうちの6人は認知症患者だった、
そのうちの5人はディグニタスで、
1人はライフ・サークル(エターナル・スピリット)で死亡した、
6人とも終末期ではなかった、とMail紙に明かした。

うち一人は、高名な物理学者の John Fayers教授(83)。

Brewer医師は、認知症が進んだ人のアセスメントを書いたことはなく、
あくまでも意思決定できる段階の人たちが
家族への負担になるからという理由ではなく、
自分のパーソナリティが徐々に壊れていくことが耐えられないという
理由だった、とも。

Mailの記事は、
英国の緩和ケア医でPAS合法化に反対しているIlora Finlay上院議員
Not Dead Yetからの懸念の声を紹介している。