Bill PeaceとBarbara Farlowがシラキュース大でシンポ!!

4月4日金曜日、シラキュース大学で
Bill PeaceとBarbara Farlow他がシンポを開く。


(Bill Peaceについてはアシュリー事件の最初から
もう数え切れないほどのエントリーを書いてきた。
2009年の「障害者差別反対ブログを書く日」イベントの際には
私が参加表明したのを受けて彼が「わかったよ。僕も書くよ」と宣言してくれたり、
なんとなく“仲良し”感のある大好きな人で、つい、いつも「ピースが」と呼び捨てでしゃべってしまう)
 
Peaceのプレゼンのタイトルは
生命倫理学、障害そして生きるに値する命」

数年前にものすごくひどい褥瘡で死にそうになったり、
見たこともない医師から夜中に安楽死を教唆されたりもしたんだけれど、
そのどん底から回復してからの彼の言論活動は本当に積極的で、すごいなと思っていたら、
なんとシラキュース大学の客員教授になっていた! Peace、やるなー。

いつもこのブログで言及しているアリシア・ウーレットは
アシュリー事件への批判を通じて彼と出会ったことで"Bioethics and Disability"を書いた。
そして、その本を私がいま翻訳している。


Barbara Farlowさんのプレゼンのタイトルは
「生、死そして障害:トリソミー13の子どもたち」

Farlowさんは以下の事件のAnnieちゃんのお母さん。
親が同意する前からDNRにされていたAnnie Farlow事件(2009/8/19)

その後、Annie Janvierという学者と一緒に以下の論文を書いている。
トリソミー13・18、医師が描くより子も親もハッピーで豊かな生活(2012/7/26)


私のブログでは2人とも馴染みの深い人たち――。

2人とも、がんばってるんだなぁ……と思ったら、
感激して涙が滲んでしまった。

で、ウルウルしながら
シンポのサイトを見ていたら、

なんと、最後に基調講演をする人は、
ややや、あの Sheri Fink ではないですか!!

講演タイトルは「メモリアルでの5日間」

そう。

この人こそ、
あのハリケーンカトリーナの際にメモリアル病院で行われた安楽死事件について
詳細な調査と取材を行って、ProPublicaで長大な記事を書き、
ピューリッツァ賞を受賞した、あのジャーナリスト。

私は彼女の記事の内容を紹介する文章を
『現代思想』2012年6月号に書いた。



私には因縁の人ばかりが集まって開くシンポ――。

みんな、がんばっているんだなぁ。

私も負けていられない。
明日は私も大阪某所で、がんばります。