ハリウッド映画 ”Transcendence”は、THニズムとシンギュラリティがテーマ
シンギュラリティ(特異点)とは、
各種新興テクノロジーの進歩がある段階に達したところで
それらの総合的な影響力が一気に爆発的な効果をもたらし、
俄かに人間の能力を超人的な次元へと引き上げる……その地点のこと。
各種新興テクノロジーの進歩がある段階に達したところで
それらの総合的な影響力が一気に爆発的な効果をもたらし、
俄かに人間の能力を超人的な次元へと引き上げる……その地点のこと。
実際には、50年代にJohn von Neumannという数学者が語ったり、
93年にもSF作家のVernor Vingeが使った用語で、
93年にもSF作家のVernor Vingeが使った用語で、
Ashley事件でお馴染みTH二ストのJames Hughesが言っているように、
「KurtzweilはSingularityという用語をハイジャックしたのだと言う人は多い」のだけれど、
「KurtzweilはSingularityという用語をハイジャックしたのだと言う人は多い」のだけれど、
最近では「特異点」はもっぱらカーツワイルの十八番。
彼が言っていることについては ↓
カーツワイル「ポスト・ヒューマン誕生」(2007/9/29)
多数のため少数の犠牲は受け入れよ、とカーツワイル(2007/10/1)
Kurtzweil「今より10億倍もベターな世の中に(2008/4/15)
彼が言っていることについては ↓
カーツワイル「ポスト・ヒューマン誕生」(2007/9/29)
多数のため少数の犠牲は受け入れよ、とカーツワイル(2007/10/1)
Kurtzweil「今より10億倍もベターな世の中に(2008/4/15)
こんなエントリーも ↓
人工知能が人間をペットに?(2008/2/29):07年の「特異点サミット」について書いてます
Googleとトランスヒューマニストらが“シンギュラリティ(特異点)大学”を立ち上げ(2010/6/14)
人工知能が人間をペットに?(2008/2/29):07年の「特異点サミット」について書いてます
Googleとトランスヒューマニストらが“シンギュラリティ(特異点)大学”を立ち上げ(2010/6/14)
で、この映画のテーマは、
そのTHニズムへの懐疑なんだとか。
そのTHニズムへの懐疑なんだとか。
それで、すでに予告編の段階で
世界中のTHニストからケチがついているらしい
世界中のTHニストからケチがついているらしい
監督はWally Pfister。
そういえば、
私が最初にJulian Savulescuを知った時には
彼はどちらかというと生命倫理学者というよりも
トランスヒューマニストという趣の人だった。
(私がものを知らなかっただけかもしれないけど)
私が最初にJulian Savulescuを知った時には
彼はどちらかというと生命倫理学者というよりも
トランスヒューマニストという趣の人だった。
(私がものを知らなかっただけかもしれないけど)