2015年8月3日のメモ

McMath訴訟の続報。脳の活動が認められて、脳死が誤診であった可能性があるとしても、いったん死亡診断書が出た以上は、その人は死体なのか? コメント欄でCarol Eblenという人が書いていることに同意。 In those states that have legalized PAS, the actual and legal cause of death (the lethal prescription) is never listed as the cause of death on the death ceretificate, is it? The state and the courts then sanction the official lie told by the the hospital with the sanction of the state in order to escape the legal consequences in insurance of suicide clauses. The reporter does a public service is keeping this matter before the public. This is a child we are talking about who shouldn't have died in this hospital under the circumstances described and if the current system of determining death is deficient and can be used to avoid malpractice charges, the American public needs to know!
http://medicalfutility.blogspot.jp/2015/07/jahi-mcmath-courts-tentative-ruling.html


医師が終末期医療について患者と話し合いをするとメディケアから報酬を受け取れる制度がスタートするのに際して、「10分もあれば人工呼吸器停止に同意させてみせるぜい」と自分の誘導術を誇るような医師の意識のあり方を指摘し、誠実なコミュニケーションを呼びかける記事。
http://www.freep.com/story/opinion/contributors/2015/07/31/end-life-care-medicare/30968743/

ベルギーとオランダの安楽死について詳しい英国の生命倫理学者 Raphael Cohen-Almagor氏のBioEdgeインタビュー。同氏は2007年のフランダース地方の安楽死実態調査を行った人物。
http://www.bioedge.org/bioethics/foreigners-do-not-understand-us/11505



自殺幇助マシーンを使って夫を死なせようとする妻と友人達の奮闘をめぐるコメディ映画 the Farewell Partyのレビュー記事。
http://www.santafenewmexican.com/pasatiempo/movies/movie_reviews/movie-review-the-farewell-party/article_19478acd-a095-5e43-b0cc-8e90d21aabba.html
http://www.sfreporter.com/santafe/article-10721-death-came-with-compassion.html

医療ガバナンス学会のメルマガ記事で、「早死のすすめ~安楽死尊厳死法制化で、防ぐ国体の衰え」(2015年1月22日)あまりのお粗末だけど、ツイッターの良識に安心する。
http://medg.jp/mt/?p=3070

同じく医療ガバナンス学会のメルマガ記事で、「私達は、子宮頸癌(HPV)ワクチンの正しい理解を求め、その接種を推奨します」 そもそもタイトルで子宮頸癌=HPVとするかのような表記が科学的に正確ではないし、HPVワクチン接種後に交通事故で亡くなったケースや、HPVワクチン接種後に成績が向上して高校・大学に合格したことを、HPVワクチンのせい(副反応)あるいはワクチンのおかげ(効果)と呼ぶでしょうか? :こういう論文だって出てきているけれど、読み比べたら一体どちらが科学的な態度なのか? ⇒論文「ヒト・パピローマウィルス・ワクチン関連神経免疫異常症候群の臨床的総括と病態の考察(2015/7/12)  症候学的には新規疾患と呼べるもので, その責任病巣は特異な臨床経過から視床下部と推察される。
http://medg.jp/mt/?p=3320

同じく医療ガバナンス学会のメルマガ記事で、「安全という幻想:エイズ騒動に学ぶ」出版にあたり:前からちょっと疑問ではあったんだけど、この「学会」って???
http://medg.jp/mt/?p=6013

韓国でのMERS感染から、同じことが他の国で起こりうるかを考えるMNT記事。As long as authorities are aware of the risk such viruses pose and implement effective infection control methods as a standard care strategy, MERS should not pose a risk to countries with modern and sophisticated health care systems.
http://www.medicalnewstoday.com/articles/297535.php

高齢者の間でワクチン接種率が低下している、と問題視する調査結果。:「元気な間は予防医療やセルフメディケーションやその他、高齢者狙いの健康産業にせっせとお金を使って、元気じゃなくなったら自己決定でさっさと死んでね」みたいな気がする。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/297515.php

高齢者は一般成人の2倍の抗精神病薬を処方されていて、一方で一般成人ほど精神科医にかかっていない。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/297551.php

JAMA論文。米国におけるベンゾジアゼピンの使用実態。特に高齢者における長期服用リスクが指摘されているにも関わらず、相変わらず長期にわたって多くの処方が行われている。
http://archpsyc.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2019955


NYT. 有望な医療技術の臨床実験の資金がない場合に、参加したいという意思のある患者から料金を取る形で実施することは倫理的か?: 安全性の高い実験的医療に富裕層が資金を負担して参加する一方で、安全性が低かったり倫理性に疑いがあるような臨床実験は、国際社会から見え難いところで医療インフラが整備されていない貧しい国の貧困層に医療アクセスと引き替えに割り振られていくのでは、という危惧を何年か前から持っている。
http://www.nytimes.com/2015/08/01/opinion/should-we-charge-patients-for-medical-research.html?_r=0



著名な心理学者スティーブン・ピンカー氏がBoston Globe紙に寄せた論考で、「生命倫理学の道徳的使命とはバイオテクノロジーの邪魔をしないこと」
https://www.bostonglobe.com/opinion/2015/07/31/the-moral-imperative-for-bioethics/JmEkoyzlTAu9oQV76JrK9N/story.html

日本語。ゲノム編集で受精卵操作「禁止すべきだ」 日米学会声明 「ゲノム編集」という技術でヒトの受精卵を操作することについて、日本遺伝子治療学会と米国遺伝子細胞治療学会は31日、「倫理的な問題などについて社会的な合意が得られ、解決するまで厳しく禁止すべきだ」とする共同声明を発表した。 ゲノム編集で受精卵を操作すると、その受精卵だけでなく世代をまたいで影響し、何世代も先にならないとその影響が分からないことなど、倫理的問題があると指摘。「まずヒト以外の動物で研究するべきだ」とした。一方、受精卵ではない普通の細胞をゲノム編集することについては、「問題ない」との見方を示した。
www.asahi.com/articles/ASH707V5YH70ULBJ01S.html

発言:「ゲノム編集」妥当性議論を=石井哲也・北海道大学教授 生殖医療における受精卵診断が、重症な遺伝性の病気の予防としては世界的に既に受け入れられている : リスクが一層低くなったとき、受精卵のゲノム編集に関する論点は安全性よりも正当な医療目的や、社会が許容しうるかという点に絞られよう: 親が望む特徴を持つ子を作る「デザイナーベビー」が実施される懸念は、米国よりも日本の方が切実ではないか
http://mainichi.jp/shimen/news/20150716ddm004070009000c.html

日本。卵子提供:ボランティアから採卵、夫の精子体外受精 親族や知人以外の見ず知らずの第三者から卵子提供を募り、実施する不妊治療は国内初
http://mainichi.jp/select/news/20150727k0000e040168000c.html

日本。不妊治療:第三者卵子「法整備を」…さらに8組準備
http://mainichi.jp/select/news/20150728k0000m040119000c.html

オバマ政権、GM作物をはじめとするバイオ技術製品の規制が時代にそぐわなくなっているとして、見直しへ。
http://www.nytimes.com/2015/07/03/business/white-house-orders-review-of-biotechnology-regulations.html?_r=0

日本語。新・遺伝子改変技術でマッチョな豚が誕生…日本の食卓にも!?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150713-01065561-trendy-sci&p=1

日本語。長寿世界一の日本 気になるのは男女差と「健康寿命」との差:前から疑問なんだけど、「健康寿命」ってもしかしてDALYの日本語訳? そうだとしたら日本の厚労相は障害がある状態は健康ではないと定義していることになると思うんだけど、どうして日本の障害者運動は抗議しないんだろう?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140614-00000002-wordleaf-soci&p=1

日本語。病気予防政策で医療費がむしろ増加するという逆説 医療費の利用が少ない人を優遇する仕組みを作って、国民に自発的に病気予防や健康作りの「自助努力」をしてもらおうというもの。増え続ける社会保障費を削減するための国をあげた健康増進計画
http://diamond.jp/articles/-/75765

日本語資料。「ご本人に代わって意思決定を行う方のための小冊子 高齢者が栄養チューブをつけて長期的に使うこと」:チューブと拘束の問題って、案外に深刻だと思う。医療機関の文化によって対応がまったく違うことが、その問題の深刻さを象徴しているんだけど。
http://irouishikettei.jp/dl/gideline01.pdf


法務省の調査で、ジョージア州が問題行動があったり障害のある子ども数千人を、かつて黒人の子ども専用とされた粗末な建物に入れて、基準以下のプログラムで教育していることが発覚
http://www.propublica.org/article/georgia-is-segregating-troublesome-kids-in-schools-used-during-jim-crow?utm_name=

日本語。成田に新医学部、17年度にも-特区で1校のみ、国際人材育成が目的:医療ジャーナリズムの人材育成?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150731-00000002-cbn-soci

米国の歯科医が54000ドルものハンティング・ツアーでジンバブエに行き、それと知らず国民的な人気者だったライオンのセシルを撃ち殺してしまったものだから、ジンバブエ政府が米国に身柄引き渡しを求める騒ぎに発展。同時に、なぜ歯科医がそんなに金持ちなのかとか、毎年米国の富裕層が大量に押しかけては何百等ものライオンを殺している実態があぶりだされたり、生物の多様性の問題など、多様な議論が噴出している。
http://www.washingtonpost.com/news/wonkblog/wp/2015/07/29/why-dentists-are-so-darn-rich/
http://www.washingtonpost.com/news/wonkblog/wp/2015/07/29/rich-american-tourists-kill-hundreds-of-lions-each-year-and-its-all-legal/

日本語。「医療現場にナラティブという視点を導入する意義」富山大学保健管理センター長・教授 斎藤清二氏 医師は、患者さんが間違っていると思えることを言い出したら、聞き続けることができなくなります。こちらの考えと違うことが出てきた時に、私は専門家だから正しい、と黙っていられなくなるからです
http://www.medsafe.net/contents/special/31saitou.html


日本。「新免疫療法単独での治療効果について医師の説明義務違反を認めたが、説明義務違反と患者死亡との因果関係は否定し、慰謝料の支払いを病院側に命じた地裁判決」
http://www.medsafe.net/precedent/hanketsu_0_261.html

日本。川口有美子(日本ALS協会理事)  ・難病ALSの母の介護から学んだこと(1)
http://asuhenokotoba.blogspot.jp/2015/04/blog-post_24.html

男性介護者は女性介護者に比べて、支援を求めようとしない傾向がある、という英国の調査結果。これは日本でも以前からいわれていること。介護虐待の背景要因の1つでもある。
http://www.reuters.com/article/2015/07/31/us-health-men-caregiving-idUSKCN0Q52KB20150731

FGC(ファミリー・グループ・カンファレンス)……初めて知った。
http://takonoki-p.seesaa.net/article/422923013.html


リテラ > 社会 > 政治 > 山本太郎が安倍のインチキを暴いた!安倍首相が山本太郎に安保法制のインチキを暴かれた! 政府はやっぱり国民の生命を守る気なんてなかった!
http://lite-ra.com/2015/07/post-1336.html