フランスで深い持続的鎮静を認める法案が議会通過

27日、終末期の人に死ぬまで深い持続的鎮静をすることを認める法案が
フランス議会を上院、下院とも通過。

ただし安楽死とPASは含まれない。

法案は4つ提出され、
その間でラディカルさで言えば中庸のものが通った格好らしい。

死が差し迫っている状態にある患者が直接あるいは事前指示により要望した場合には、
医師には栄養と水分の補給を含め生命維持治療を中止し、
それによって死が早められる場合であっても鎮静剤と鎮痛剤の使用が認められる。

家での鎮静と病院での鎮静のいずれかを
患者は選択することができる。

なお、自分で意思を表明することのできない患者については、

The law will also apply to patients who are unable to express their will, following a process that includes consultation with family members.
(Guardian)

The bill will also allow for a consultation process with family members of a patient to reach the same relief of pain when a patient is unable to express his or her own will.
(JURIST)


家族との相談など一定の手続きにより同法を適用して
意思を自分で表明できない人にも深い持続的な鎮静を可能とする。


People can also designate a “trustworthy person” whose opinion would be predominant in case of patients who are no longer able to express their will.


意思を表明できなくなった時にそなえて、
意見が尊重されてほしい「信頼できる人」を指定しておくことができる。





推進した議員の発言の中に「死ぬ権利」という概念が頻発していることが気になる。