今日のボケ: よそ見

ずっと昔、高校生か大学生の頃の、
いま思い出しても恥ずかしさに赤面のボケ。

市内の幹線道路に沿って歩道を歩きながら、
道の向かい側にある何か(何だったか忘れた)に注意を奪われること、しばし。

いきなり誰かに思いっきり追突してしまったので、
そのハンパない痛さにひるみつつも、大慌てで「すみません」と
頭を下げようとして、ふと見ると、

激突したのは「誰か」ではなくて、
道路に立っている標識のポールだった。

痛さがハンパないはずである。

通りすがりのおばさんが、
若い女の子がよそ見しつつ標識のポールに自分からぶち当たっていって、
思わず頭を下げようとして相手の正体に気づいて驚くまでの一部始終をしっかり目撃していて、

気の毒そうに私を見やりつつ、
吹き出すのを必死でこらえていた顔が今なお忘れられない。