LCP適用を巡って、家族と医療サイドに新たな係争(英国)
Robert Gooldさん(69)はアルツハイマー病だった。
2月25日に死亡。
家族は
亡くなるまで8日間もただ衰弱していくのを見ているのはトラウマになるほど辛かった、
物議をかもしているLCPの適用に同意してなどいない、と。
亡くなるまで8日間もただ衰弱していくのを見ているのはトラウマになるほど辛かった、
物議をかもしているLCPの適用に同意してなどいない、と。
調査に対して、
NCCUの上級医師(麻酔科医)が
家族に対して特にLCPという名前を出したこともないし
その他の終末期パスについて話したこともない事実を認めた。
NCCUの上級医師(麻酔科医)が
家族に対して特にLCPという名前を出したこともないし
その他の終末期パスについて話したこともない事実を認めた。
心停止を起こしたとしても蘇生は適切ではないというのが
医療チームの医学的見解でしたし、それは家族にもきちんと伝えていました。
彼が以前の機能レベルにまで回復することは見込めなかったし、
自然な死まで生きたとしてもその間はずっと(for the rest of his natural life)
24時間介護を必要とする状態だった可能性があります。
以前の話し合いからの私の理解では、
本人もそういう事態になることは望んでいないという
(家族の?)気持ちがはっきり語られていました。
医療チームの医学的見解でしたし、それは家族にもきちんと伝えていました。
彼が以前の機能レベルにまで回復することは見込めなかったし、
自然な死まで生きたとしてもその間はずっと(for the rest of his natural life)
24時間介護を必要とする状態だった可能性があります。
以前の話し合いからの私の理解では、
本人もそういう事態になることは望んでいないという
(家族の?)気持ちがはっきり語られていました。
検死官が
「栄養と水分の中止の欄にチェックが入っていますが、
家族と面談して、このパスウェイを使う決定をしましたとは言ってないんですね」
「栄養と水分の中止の欄にチェックが入っていますが、
家族と面談して、このパスウェイを使う決定をしましたとは言ってないんですね」
「そうですね。特にそうは言っていません」
審理は継続中。
Consultant admits family of man who died at Addenbrooke’s were not informed he was on end-of-life pathway
Cambridge News, January 14, 2014
Cambridge News, January 14, 2014
例えば、
② LCPの適用の意思決定のプロセスに
家族が参加を求められていない。
家族が参加を求められていない。
③ LCP適用の決定について、その理由を含めて
家族に説明がされていない。したがって同意も求められていない。
家族に説明がされていない。したがって同意も求められていない。
④ 家族とのコミュニケーションさえ良好に行われていれば、
避けられた可能性のあるトラブルや不満。
避けられた可能性のあるトラブルや不満。
それにしても、とても気になるのは
この病院の「無益な治療」論のスタンダード。
この病院の「無益な治療」論のスタンダード。
この医師の言葉から読み取る限りでは、
「元の機能レベルにまで回復しないなら無益」
「まだ生きられるとしても24時間要介助状態になるなら無益」
「元の機能レベルにまで回復しないなら無益」
「まだ生きられるとしても24時間要介助状態になるなら無益」
一応は自己決定らしきものを確認したように言われてはいますが。