2014年2月18日のメモ

カナダ、ケベック州尊厳死法は安楽死と医師による自殺幇助の両方を緩和ケアの一環として認め、「死の幇助」の新たな地平を開くんだとか。
http://www.cbc.ca/news/canada/quebec-s-dying-with-dignity-law-would-set-new-standards-1.2537259


Somervilleのは前に何か読んだぞと思って、検索してみたら『わたしを離さないで』が映画化された時の論考だった。すばらしかった。↓
映画「わたしを離さないで」論評2本 カナダ・オーストラリア(2011/4/8)
Never Let Me Goは、道徳的な良心も道徳的な感覚も持たない人たちが純粋功利主義と道徳的相対主義によって新たなテクノ科学を統制したら、当然起こってくる「倫理的アウトカム」への痛切な警句である。


ケベックで合法化を推進してきた同州医師会会長の、以下の記事での発言には、今回の安楽死(法案の内容は自殺幇助ではなく安楽死)合法化はステップに過ぎないとの認識、安楽死そのものが合法となれば、その先、認知症患者や子どもへの対象拡大に向けてさらなるロビー活動を展開する予定であることが伺われる。
http://www.wnd.com/2014/02/expert-child-euthanasia-a-logical-progression/

日本語。ニュースウィーク記事。ベルギー「子どもの安楽死」合法化のジレンマ「次に来るのは認知症の人々の安楽死だろうか。その次は障害のある人々の安楽死か」:この法案を2012年に言い出した人たちは当初、「認知症の人と子どもと知的障害者」と言っていた。 ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/65062079.html
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/02/post-3184_1.php





アリゾナ州では自殺幇助を起訴しやすくする法案?:アリゾナFEN事件の舞台にもなっていたし。
http://ktar.com/22/1701513/Arizona-bill-defines-assisted-suicide-for-prosecution

ずっと気になっているフランスの「無益な治療」訴訟、Vincent Lambert事件。
http://medicalfutility.blogspot.jp/2014/02/french-court-seeks-independent-medical.html

日本。「尊厳死」法制化の動き 安楽死とどう違う? 賛否は? この記事にはわかりやすく言えば、第三者の意思が介在するのが「安楽死」、本人の意思に基づくのが「尊厳死」ですと書かれているんですけど、この説明は明らかに誤りです。この程度の認識の人がこんな記事を書いていいんでしょうか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140127-00000001-wordleaf-pol

日本。「尊厳死法案」提出へ・・・生命倫理議論 参院主導で ヨミドクター:最近思うのだけれど、この法案は「終末期の医療における患者の医師の尊重に関する法律案」なのに、それを「尊厳死法案」と称することによって、法案の中身もそれが問題としているものも具体的には把握も理解もできていない人によって法案の中身以上のものが「尊厳死」として云々されて、法案の中身をはるかに超えたものまで容認されるような空気がかもし出されているのでは? 
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=91991

日本語。STAP論文、ネイチャーも調査 「不自然な画像」問題
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140218-00000015-asahi-sci

遺伝病予防と不妊治療のため、3人の親から胚を作る技術をFDAが研究目的で認可へ。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10848

オーストラリアで2014-2018の介護者戦略アクションプラン 「介護者支援を改善するため」。
http://www.voxy.co.nz/politics/new-carers-strategy-action-plan-launched/5/181855

日本。介護労働者の悩みに答えるホットライン開設
http://toyokeizai.net/articles/-/30977


日本。新型出生前診断臨床研究開始1年 こども病院・室月医師に聞く
http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140205t15033.htm

ITゲームは脳の機能アップのために使える?:最近の科学研究って、何もかもがトランスヒューマンな感じがしてならない。
http://bits.blogs.nytimes.com/2014/02/16/disruptions-using-addictive-games-to-build-better-brains/

病室の監視カメラは患者のプライバシーとの関係ではどうなる?
http://www.nytimes.com/2014/02/17/opinion/a-watchful-eye-in-hospitals.html

佐村河内守」現象について:去年の8月にこんなことを書いていた人がいる。社会の大勢が一つの方向にもんどりうっている時に、それを何かおかしいと感じる自分自身の感じ方を大事にし信頼すること、それをありのままに言葉にしていくことの大切さを改めて考えさせられる記事。
http://d.hatena.ne.jp/takashukumuhak/20130825/1377434429

マードック帝国、オーストラリアから8億8200万ドルのタックス・リベートをもらっていたとのこと。
http://www.theguardian.com/media/2014/feb/17/rupert-murdoch-receives-882m-tax-rebate?CMP=EMCNEWEML6619I2

さんま 国税局に怒鳴り込んだ過去「人殺しを助けるために働いているんじゃない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140215-00000042-dal-ent