医師登録を抹消された医師の診断書で英国人7人がスイスで自殺

英国の精神科医、Colin Brewer医師(73)が著書で明かしたところによると、

過去2年間に、患者7人に、
ディグニタスを含むスイスの自殺幇助機関で自殺するために必要な診断書を書いたが、
その中の一人がALSであったことを除くと、
(ALSのことを英語圏のメディアはよく「ターミナルな病気」と称します)
ターミナルな状態の人はいなかった、とのこと。

その他にも5人の自殺幇助にも関わったという話も。

ところがBrewer医師は2006年に
不適切な薬の処方が問題視されて英国の医師登録を抹消されている。

それでもディグニタスを含めスイスの自殺幇助機関は
同医師の診断書を受け取っていた。




オランダの「機動安楽死チーム」が稼動した時にも、
同じ懸念を持ちましたが、

別に法律で要件を限定しなくても、どんな人にだって「死ぬ権利」はあるという考えの
自殺幇助推進・支援者がいて、同じ考えを持つ医師さえいれば、

セーフガードなど機能しない、ということではないでしょうか。