コラムニスト「高齢者も移民も“安楽死デリバリー”で片付けよう」(英)

英国の大衆紙、the SunのコラムニストのKatie Hopkins氏が
英国にはやたら高齢者が多すぎるから
Euthanasia vans (アイスやピザと同じように車で安楽死をデリバリーする仕組み)を提案。

安楽死バンって、ほらアイスクリームを売る車みたいな、
そういうのが自宅に来てくれたら、すごくいいじゃない。
ちょっとした音楽だって、かけてくれたりして。
これ、本気で言ってるのよ。安楽死デリバリー、むちゃいいと思うの」

高齢者に留まらず、
大量に流れ込んでくる移民の問題も
「ごきぶり」は叩き潰すものなんだから安楽死で解決すればいい。

「救援ボートを出す? 私なら移民を止めるために使うのは銃ね。
……棺おけが並んだ写真? 海に浮かぶ数々の死体の写真? 
バイオリンが流れて痩せこけた人が悲しそうな顔をしている映像? 別になんとも」

学校教育は知能レベルで分離。

「とろいなら、とろい子の教室。
公立の学校で最近なんだか延々と交渉したり議論したり
ゴールデンタイムのテレビみたいなことやってるけど、
そんなのいらないし」

来月にはこの人のTV番組が始まるんだそうで。

その名も
If Katie Hopkins Ruled The World.
もしケイティ・ホプキンスが政権をとったら


ちなみに、記事で言及されているベルギーの
24歳精神障害者の女性の安楽死予定については ↓
ベルギーで進む精神障害者の安楽死:24歳の女性もこの夏に安楽死予定(2015/6/24)












まぁ、この人の発言は
たぶん日本を含め、どこの国でも起こっている「運動」のホンネなんだろうけれど、

議論が進むに連れて、
こういうホンネがあからさまに出てくるようになるというのも、
その「運動」によって社会の総体的な意識が変化してきたということだろうし、

それ自体が、議論の広がりと共に起こる、
「すべり坂」の一つの形態といえなくもない。