85歳の女性、娘を亡くして5分後に「この悲嘆には耐えきれない」と決め、3か月後にPAS(ベルギー)

女性は85歳の Simona De Moorさん。

夫を74歳で亡くした後、
それまでも仲の良かった娘さんと一層親密になっていたが
その娘さんが58歳直前、ありきたりの手術の心停止を起こして死亡。

「もう私にはこれ以上生きる理由がなくなりました。
喪の悲しみは耐え難い苦痛です」

「娘の死は気が狂いそうなくらい苦しいけど精神病院(mad house)には行きたくない」

全くの健康体で、
それまで安楽死について考えたこともなかったというが、

「(娘が死んで)5分後には心が決まっていました」

申請して3カ月かかったが、
6月22日に友人に見守られ、
安楽死推進派の医師、Van Hoey氏によって安楽死

オーストラリアのTV番組Datelineとして取材し、
その現場の立ち会ったジャーナリストBrett Mason氏は

「ジャーナリストとして経験した最も困難な日でした。

外国人特派員として多くの人の死を見てきました。
最後の瞬間を目撃したこともたくさんあります。
はっきり覚えていますが、その中には死にたいと望んでいた人はいませんでした。
何か生きる目的があり、失いたくないもののある人たちでした。

一番つらかったのは、身体的にはほぼ完全な健康体でありながら、Simonaさんが
自分にはもう生きるための目的も、その人のために生きようと思う人もいないと
思い込んでいたことです」




上記のメイルの記事他、「安楽死」としている記事が多いようなのですが、

以下のオーストラリアのニュースによると、
De Moorさんは医師から受け取った毒物を自分で飲んだようなので、
厳密には「安楽死」ではなく「医師幇助自殺」だったものと思われます。

また、こちらのニュースにあるMason氏の発言は、

「誰かがいつ、どこで、どのように死んでいこうとしているかが分かっているというのは
私には極めて困難なことでした」

「シモーナさんと私は親しくなれていたので、
それだけ受け止めるのが難しかったです
もし私が85歳になった時にシモーナさんくらい健康だったら、
私は自分ですごいと思うだろうと思います」

「シモーナさんがあの日、死を望んでいたことに疑いはありません。
けれど、どうしても考えてしまうのです。
もう数カ月たった後に、娘さんの死の当初の衝撃と苦痛が和らいでも
彼女は同じように感じていただろうか、と」







こちらの情報によると、3月段階で安楽死後臓器提供ドナーは17人 ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara2/64546842.html