生命維持継続を求めて父親が銃を持って病院に乗り込んだら、その騒ぎの間に「脳死」の息子が意識を回復した「無益な治療」事件 (TX州)
この人の写真には見覚えがあるので、当時のニュースは読んだはずなのだけど、
検索してみてもエントリーでは拾っていなかった。
検索してみてもエントリーでは拾っていなかった。
27歳の息子が脳卒中を起こして入院し、
父親のGeroge Pickeringさんが見舞いに行ったところ、
息子は脳死と診断されて、医師らは徐々に人工呼吸器を外して死なせる方針だといい、
離婚した妻ともう一人の息子はそれに同意したとのこと、
息子は既に臓器提供者として登録されてしまっていた。
父親のGeroge Pickeringさんが見舞いに行ったところ、
息子は脳死と診断されて、医師らは徐々に人工呼吸器を外して死なせる方針だといい、
離婚した妻ともう一人の息子はそれに同意したとのこと、
息子は既に臓器提供者として登録されてしまっていた。
誤診だ、決めるのが早すぎる、と感じた父親は
酔っ払って病院に乗り込み、銃を振りかざして治療の継続を迫った。
酔っ払って病院に乗り込み、銃を振りかざして治療の継続を迫った。
警察が来て3時間の攻防となり、
なんとその3時間の間に息子は手を握ったという。
なんとその3時間の間に息子は手を握ったという。
息子が意識を回復した以上、治療は継続されることとなり
父親は投降。
父親は投降。
息子は、現在は完全回復。
t's the only reason I'm here now': Son awakens from 'brain-dead' state after gun-toting dad engages in three-hour armed standoff with police to block doctors from pulling the plug life-support
Daily Mail, December 23, 2015
Daily Mail, December 23, 2015
After 45 years as a Physician in a large hospital, I have seen enough to convince me that the diagnosis of brain death for transplant purpose is a brainless though self fulfilling diagnosis ! A person is truly dead only when his brain is shown to have rotted through multiple brain biopsies or a CT or MRI scan which showed unequivocal evidence of liquidfaction....or the total cessation of natural or artificial circulation for at least 10 minutes.
この事件について「無益な治療」論者のPopeが書いていることが
ずいぶん妙なんだけど、
ずいぶん妙なんだけど、
結果的にはうまくいったにせよ、
病院との争議を解決するには、銃を振り回すより良い方法があると言って、
以下を挙げている。
病院との争議を解決するには、銃を振り回すより良い方法があると言って、
以下を挙げている。
1. 治療チームと交渉する。
2. 倫理委員会など病院内の(争議解決?)プロセスに訴え出る。
3. 別の施設に転院する。
4. メディアに訴えるぞと脅す。
5. 裁判に訴えるぞと脅す。
6. 調停機関や医療委員会、病院の理事会などに訴えるぞと脅す。
7. 実際に裁判所の命令を取る。
8. 銃を振り回す。
2. 倫理委員会など病院内の(争議解決?)プロセスに訴え出る。
3. 別の施設に転院する。
4. メディアに訴えるぞと脅す。
5. 裁判に訴えるぞと脅す。
6. 調停機関や医療委員会、病院の理事会などに訴えるぞと脅す。
7. 実際に裁判所の命令を取る。
8. 銃を振り回す。
これでは、まるで
病院から「無益な治療」論を誤って発動された際にまで
その争議を解決する責任が患者サイドにあるといわんばかり。
病院から「無益な治療」論を誤って発動された際にまで
その争議を解決する責任が患者サイドにあるといわんばかり。
【30日追記】
いつもお世話になっているMoritaさんが、その他の記事を読まれて
「脳死」判定をしたうえで「脳死」と診断されていたのではないのでは、
父親の発言には脳死と植物状態の混同も見られる、とのご指摘ありました。
いつもお世話になっているMoritaさんが、その他の記事を読まれて
「脳死」判定をしたうえで「脳死」と診断されていたのではないのでは、
父親の発言には脳死と植物状態の混同も見られる、とのご指摘ありました。
私もこの事件で報道されている経過については、
時間をかけて徐々に人工呼吸器を外していく間に
意識が戻っていた可能性もあるのではないか、という疑問もあるのですが、
時間をかけて徐々に人工呼吸器を外していく間に
意識が戻っていた可能性もあるのではないか、という疑問もあるのですが、