英国で年間4万人以上の患者が本人も家族も知らないうちにDNR指定にされている
年間4万人の患者に、家族の知らないままDNR指定が行われていることになる。
医師自身が死に瀕してそうして欲しいと望むなら、
患者にも同じリスペクトを示すべき、
患者にも同じリスペクトを示すべき、
医師がその状況と直面したくないものだから
死が近づいている生物学的兆候があることを、
知らされている患者が少なすぎる、と。
死が近づいている生物学的兆候があることを、
知らされている患者が少なすぎる、と。
英国看護協会からも終末期ケアのあり方に懸念の声があがっており、
同協会の終末期ケアのリーダー看護師 Amanda Cheesleyさんは、
仕事や業務をし、決まった様式に記入し、よいケアプランを実行することは大事だが、
そればかりを問題にするのではなく、常識や直感を使うことも必要だし、
そればかりを問題にするのではなく、常識や直感を使うことも必要だし、
苦しんでいる患者や、不安から答えにくい質問をしてくる患者からは
看護師は背を向けてしまっているが、患者をそうやって無視したのでは、
あなたのことなどどうでもいいと言っているようなもので、
個人的には犯罪行為だと思う、と。
看護師は背を向けてしまっているが、患者をそうやって無視したのでは、
あなたのことなどどうでもいいと言っているようなもので、
個人的には犯罪行為だと思う、と。
それでもNHSのスポークスマンは
このたびの調査では終末期医療の改善も見られる、と。
このたびの調査では終末期医療の改善も見られる、と。
Exclusive: 'Unforgivable' failings in end-of-life care revealed as 40,000 dying patients subject to secret 'do not resuscitate' orders every year
The Daily Telegraph, May 2, 2016
The Daily Telegraph, May 2, 2016
2014年にLCPが廃止される根拠となった調査報告書について
シノドスに書いた記事がこちら ↓
「どうせ高齢者」意識が終末期ケアにもたらすもの――英国のLCP調査報告書を読む
シノドス、2014.01.10
シノドスに書いた記事がこちら ↓
「どうせ高齢者」意識が終末期ケアにもたらすもの――英国のLCP調査報告書を読む
シノドス、2014.01.10
“終末期”プロトコルの機会的適用で「さっさと脱水・死ぬまで鎮静」(英)(2009/9/10)
「NHSは終末期パスの機会的適用で高齢患者を殺している」と英国の大物医師(2012/6/24)
英国の終末期パスLCPの機会的適用問題 続報(2012/7/12)
LCPの機械的適用でNHSが調査に(2012/10/28)
英国医師会が「LCPには機械的適用の問題あり」(2013/6/29)
LCP適用を巡って、家族と医療サイドに新たな係争(英国)(2014/1/18)
「NHSは終末期パスの機会的適用で高齢患者を殺している」と英国の大物医師(2012/6/24)
英国の終末期パスLCPの機会的適用問題 続報(2012/7/12)
LCPの機械的適用でNHSが調査に(2012/10/28)
英国医師会が「LCPには機械的適用の問題あり」(2013/6/29)
LCP適用を巡って、家族と医療サイドに新たな係争(英国)(2014/1/18)
また、一方的なDNR指定をめぐり、患者との話し合いが前提とする判決が出た
Janet Tracey事件については ↓
「本人にも家族にも知らせず“蘇生無用”はやめて一律のガイドライン作れ、と英国で訴訟(2011/9/15)
「米国の救命優先ルールの轍を踏まず、英国医師はDNR決定権守れ」(2013/3/27)
一方的DNRめぐるJanet Tracey訴訟で、「患者との話し合いが前提」(2014/6/18)
Janet Tracey事件については ↓
「本人にも家族にも知らせず“蘇生無用”はやめて一律のガイドライン作れ、と英国で訴訟(2011/9/15)
「米国の救命優先ルールの轍を踏まず、英国医師はDNR決定権守れ」(2013/3/27)
一方的DNRめぐるJanet Tracey訴訟で、「患者との話し合いが前提」(2014/6/18)