安楽死・自殺幇助関連の最近の動き

最近なんだかバタバタして、きちんとエントリーにできない情報ばかりなのですが、

安楽死・医師幇助自殺の関係ではあちこちで気になる動きが続いているので、
取り急ぎ、メモ的に。

以下には含まれていませんが、これまでメモで拾ってきたように、
コロラド州では11月にPAS合法化について住民投票が決まっています。


NJ州議会のPAS合法化法案、委員会を通過。



ワシントンDCの議会でも、PAS合法化法案が委員会を通過。



カナダで6月に安楽死・医師による自殺幇助を合法とする法律が施行となって以降、
分かっているだけで約200人が同法で死亡。詳細は不明、という緩さ。

オンタリオ州で87人、
ブリティッシュ・コロンビア州で66人、
アルベルタ州で少なくとも23人、
マニトバ州で12人、
サスカチュワン州では5人に満たない。
それ以外は不明。

アルベルタの保健局の職員は、
最も多かった病名はガン、MS,とALSで、
平均年齢は67歳というけれど、

すごいのは、Dying with Dignity CanadaのCEOで、

“It’s very difficult to assess what is going on,” Gokool said. “No one’s doing this in a very systematic way. The numbers don’t tell us enough.”


つまり、実際のところは、誰にもわからない。



オレゴン州で終末期ではない人まで自殺幇助を受けている、という報告。
(ちゃんと読めていませんが)



スイスのNeuchatelカントンでは、ケアホームにPAS応じる義務あり、と裁判所。

患者の求めに応じて慈善組織に自殺幇助を認める法律が1年前にできた
スイスのNeuchatelカントン(州)で、思想信条の自由を侵害するとして
ケアホームと運営している救世軍が提訴していた裁判で、
連邦裁判所は、州の助成金を受け取る慈善組織である以上は
患者の意思を尊重する義務がある、

なんとなれば、その法律が意味するところは、
いつどのような死に方をしたいかを個々人が決めることを認めるものだから、と。



バーモント州の医療倫理グループとキリスト教徒の医師のグループが、
患者への自殺幇助の情報提供と、やってくれる医師への紹介を強要することは
医師の思想信条の自由を侵害するものだとして提訴。



インディアナ州の医師会はPASに反対の立場を表明。