英国保健相が「アジアの家族介護の伝統に学べ」

日本の我々が目指すべきモデルとして憧れをこめて
その福祉制度に何度も言及してきた国、英国が
逆に「アジアの家族介護の伝統と敬老の精神に学べ」と言い始めている。

ジェレミー・ハント保健相は
18日の児童・成人サービス・カンファでのスピーチで、

親や祖父母が独りで暮らせなくなったからといって、
まず施設へ入れることを考えるのではなく施設を最後の手段として
子や孫が引き取って、敬老の精神で面倒を見るアジアの伝統に学び、
英国の高齢者を大事にするように、と訴えるんだとか。

背景にあるのは
何年も前から質の劣悪が言われ続けているのに
一向に改善に向かう気配のないケア・ホームの介護。

ケアの質コミッションではついに
隠しカメラと変装監査員による質のチェックを検討するまでに。




しっかし、なぁ……。

こちとら、介護者支援の先進国として
「英国に学ぼう」と声を上げようとしているところで
そんなことを言われても、なぁ……。

あ、ちなみにハント大臣、奥さんが中国の方だとか。