2013-10-22 佐野洋子「死ぬ気まんまん」 読んだ(聴いた)もの #練習用 佐野洋子『死ぬ気まんまん』(光文社文庫) ジュリー(沢田研二)が好きだという話のくだりで、 今、ジュリーのような退廃的なムードを持っている人はいないし、あんなに歌がうまい人もいない。私はしみじみ、ジュリーが江戸時代の人でなくて、ナマを見れた時代に生き合わせてよかったなぁと思った。 ……中略…… それから今のジュリーも好きである。なりふりかまわず食いまくっているようにデブになった。デブになっても平然としているところが、人間が大きい。郷ひろみが、懸命に昔の体形を保とうとしているのはセコイ根性で、人間が小さいと思う。 (p.43)