日本社会臨床学会シンポ 「生命の変化を考える~胎児診断と延命医療の現状から」報告
いつもお世話になっているkar*_*an28さんからのいただきもの。
特に興味深かったのは、山口研一郎氏による話題提供2.
医療・医学には、国策(人体実験)による人民の犠牲(見殺し)に加担してきた歴史があるのではないかと感じています。
(p.62)
(p.62)
その事例としては3つ挙げられており、
同じことが福島でも医療者によって繰り返されているのでは、との懸念も。
これらを指摘した上で、山口氏は以下のように言う。
(その内容は、
これまでmoritaさんなどからの情報で触れてきたものが大半だったし、
グリーフワークすら臓器移植推進のツールと化している実態も
kar*_*an28さんの書かれたものなどで指摘されていたので
特に目新しい情報ではなかった)
これまでmoritaさんなどからの情報で触れてきたものが大半だったし、
グリーフワークすら臓器移植推進のツールと化している実態も
kar*_*an28さんの書かれたものなどで指摘されていたので
特に目新しい情報ではなかった)
尊厳死法制化については
高齢者、特に社会(お国)の世話になる障害や難病を持つ高齢者や虚弱高齢者には適当な時期に亡くなっていただこう、というのが現在の国の政策(国策)ではないでしょうか。…(中略)…高齢者の命を断つためには現場の医療者の協力が欠かせません。国策に従って(国策を推進して)くれる医師たちが罰せられないようにすることに、まず第一の目的があるのではないでしょうか。
(p.65)
(p.65)
① 再生医療は究極の「人体利用」である。
③ 「産官学共同」の研究・開発により特許を生み出し、企業利益へと繋がる。
このうち、③は前のブログでの一大テーマだったから、はっきり頭にあったし、
他にも①と②もある程度までは了解事項だったけれど、
④はちょっと意表を突かれる感じだった。なるほど~。
他にも①と②もある程度までは了解事項だったけれど、
④はちょっと意表を突かれる感じだった。なるほど~。
どちらも、ほぼ知識の範囲内だったけど、
パワフルな論考を読んだ、という感じ
パワフルな論考を読んだ、という感じ
八木氏の話題提供の中には、
実は高齢者医療にはさほどの金はかからないという
データが2つ出てきているのと、
実は高齢者医療にはさほどの金はかからないという
データが2つ出てきているのと、
それから以下の指摘が印象的だった。
最後に、「不治」ではあっても「末期」ではない存在の抹殺策動が強化されている点を指摘したいと思います。…(中略)…治療や寛解の可能性がある場合でも「終末期」とみなして治療を放棄する、いわゆる「みなし末期」の観点が流通しつつある現実にも十分な注意が必要だと思います。
(p.73)
(p.73)