『偽りの薬 バルサルタン臨床試験疑惑を追う』
ちゃんとエントリーにしたいと思いつつ、
余裕がないままに図書館の返却期限が来てしまったので、
余裕がないままに図書館の返却期限が来てしまったので、
読んだということそのものをメモするためみたいな
エントリーになってしまうのだけど。
エントリーになってしまうのだけど。
バルサルタン事件が報道され始めた時に、
私の最初の印象は「英米で何年も前から大きなスキャンダルになってきて
日本の関係者は誰もが知っていたのに知らないことにしてきたこと。
同時に、日本でだけ行われていないわけはないし、それだって
誰もが知っていたはずなのに、知らないことにしてきた。
そういうことが、ようやく遅ればせながら
具体的な事例として明るみに出たんだな」というものだったし、
私の最初の印象は「英米で何年も前から大きなスキャンダルになってきて
日本の関係者は誰もが知っていたのに知らないことにしてきたこと。
同時に、日本でだけ行われていないわけはないし、それだって
誰もが知っていたはずなのに、知らないことにしてきた。
そういうことが、ようやく遅ればせながら
具体的な事例として明るみに出たんだな」というものだったし、
この本に書かれている事件の詳細と、
そこで指摘されている問題は、
そこで指摘されている問題は、
事業仕分けの科学研究予算問題から考えること(2009/12/12)
「必要を作り出すプロセスがショーバイのキモ」時代と「次世代ワクチン・カンファ」(2010/5/29)
AJOB巡るスキャンダルには、肝細胞治療や日本の医療ツーリズムも“金魚のウンコ”(2012/2/15)
「自己責任」へと転嫁されていく、科学とテクノのネオリベラリズムの「自己決定」(2013/10/1)
「必要を作り出すプロセスがショーバイのキモ」時代と「次世代ワクチン・カンファ」(2010/5/29)
AJOB巡るスキャンダルには、肝細胞治療や日本の医療ツーリズムも“金魚のウンコ”(2012/2/15)
「自己責任」へと転嫁されていく、科学とテクノのネオリベラリズムの「自己決定」(2013/10/1)
だから、この本に書かれていることは、
ただただ「はじめに」の最初の数行に尽きる。
ただただ「はじめに」の最初の数行に尽きる。
薬は誰のためにあるのか。
私たちは、そんな当たり前のことから問い直さなければならない現実を突き付けられた。研究者たちの名誉欲や製薬企業の利益市場主義によってゆがめられた科学が、薬を売るための道具となっている――。
(p.2)
私たちは、そんな当たり前のことから問い直さなければならない現実を突き付けられた。研究者たちの名誉欲や製薬企業の利益市場主義によってゆがめられた科学が、薬を売るための道具となっている――。
(p.2)