2015年11月2日のメモ

今日のメモ #練習用
ヘイスティング・センターの創設者で著名生命倫理学者のDaniel CallahanへのBioEdgeインタビュー。シンガーについてとか、あれこれ、おもしろい。これはせめてメモ・エントリーくらいにはしたいけど。
http://www.bioedge.org/bioethics/interview-with-daniel-callahan/11626

そのヘイスティング・センターのブログに2007年に、パターナリズム・モデルから患者の自律モデルにシフトしてもうまくいかないから、意思決定能力のない患者の場合には、どちらかを選ばせることにしてはどうかという提言。Diane Hoffmanから。
http://www.thehastingscenter.org/bioethicsforum/post.aspx?id=272&blogid=140

10月14日のメモで拾った装置のことだろうと思うのだけど、extracorporeal membrane oxygenation, or ECMOの登場で人の死の見極めがさらに困難となっている、という倫理問題。できればエントリーにしたかったのだけど。
http://www.theatlantic.com/health/archive/2015/03/medical-technology-makes-time-of-death-harder-to-pinpoint/386968/

OR州のJulianna Snow（５）さんは進行性のCharcot-Marie-Tooth病で死に瀕しており、病院は大嫌い、もう入院は嫌だと主張。両親は娘の希望を受け入れて、次に状態が悪くなっても治療せず自然の経過に任せて死なせることに。これも非常に気になるニュース。彼女がイヤだと言っているのは「病院」や「病院で暮らすこと」であって、決して「生きていること」じゃないと思うんだけど、どうしてこういう短絡になるの？
http://patriotpost.us/posts/38549
http://www.usatoday.com/story/news/nation-now/2015/10/28/parents-honor-5-year-old-daughters-decision-heaven-over-hospital/74733412/

英国の無益な治療訴訟。高等裁判所、両親のイスラムの教えに反するとの抵抗に反して、イラク人の知的障害児の双子の生命維持中止を命じる。最近、英国の裁判所では、こうした判決が続いている。
http://www.bioedge.org/bioethics/doctors-must-withdraw-life-support-from-twins-uk-judge/11616

ベルギーの安楽死委員会、人手不足で32人の定員のうち7人が欠員のまま。機能が危ぶまれている。
http://www.bioedge.org/bioethics/not-enough-doctors-to-staff-belgiums-euthanasia-commission/11625

OR州の「尊厳死法」では、患者はもともと死に瀕していたので、幇助自殺に対しても生命保険その他、各種保険の支払いは認められる。これも重大情報。
http://www.newsmax.com/RichardGrigonis/Healthcare-Reform/2015/10/28/id/699490/

ベルギーの安楽死推進派のMarc Van Hoey医師、娘を失った悲嘆に耐えがたく死にたいと望んだ85歳のうつ病女性De Moorさんへの安楽死で刑事訴追か。
http://www.bioedge.org/bioethics/belgian-euthanasia-doctor-faces-criminal-charges/11635
http://www.thestarphoenix.com/health/doctor+could+face+charges+role+euthanasia/11479878/story.html

フランスではNicholas Bonnemaison医師が2010年と2011年に7人高齢患者を意図的に死なせたとして起訴された。
http://www.bioedge.org/bioethics/french-doctor-convicted-of-euthanasia-death/11630

豪のDr. DeathことNitschke医師、豪医師委員会から自殺幇助に関する情報提供に25の条件を出され、事実上の禁止処分。
http://www.techtimes.com/articles/99628/20151027/euthanasia-supporter-dr-philip-nitschke-banned-from-giving-advice-on-assisted-suicide.htm

MA州に再度提出されたPAS合法化法案に関連して、MA州医師会は改めてPAS合法化に反対の意思を表明。
http://www.massmed.org/News-and-Publications/Vital-Signs-This-Week/MMS-Testifies-Against-Mass--Physician-Assisted-Suicide-Legislation/#.VjYGmCsuK4Q

CA州のPAS禁止を違法と訴えた訴訟、裁判所は法を作れない、新法施行までは違法行為、と上訴裁。
http://www.courthousenews.com/2015/10/30/ca-court-rules-doctors-cant-yet-assist-dying.htm

豪のテレビ司会者　Andrew Denton氏、自殺幇助を支持。
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3294744/Andrew-Denton-argues-people-mental-illnesses-allowed-commit-suicide.html

英国の医療の終末期医療の劣悪が自殺幇助件数の増加の要因。
http://www.telegraph.co.uk/news/politics/11961554/Shocking-end-of-life-care-in-NHS-boosting-support-for-assisted-suicide-MPs.html

どこまで詳しく説明すべきか　アピタル：私の身近には「説明してほしい」と要望すると「説明してほしくないという人だっている」といって反論し、説明ていない現状を正当化する医師がいる。論外。
http://apital.asahi.com/article/sakai/2015102300014.html

新城拓也先生のヨミドクター連載完結　必読です。 (1)患者・家族と向き合い、終末期の苦痛和らげる (2)緩和ケア医を志すきっかけになった長男の病気　(3) 看取りの現場から、「尊厳死」こう考える　(4) 患者と医療者のコミュニケーション：（4）だけ、ちょっと抵抗がある箇所がある。城先生のような姿勢の医師だから、これもありかもしれないけど、一般論とされると患者としては困る、ということは言っておきたい気がする。新城先生は「例外」。決して「標準」なわけではない。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=124459

2013年に生後22日目で包皮切除後の大量出血で亡くなったRyan Heydari君の両親Homa Ahmadi and John Heydariが、オンタリオ州の内科医外科医学会がひそかに医師を罰しない決定をしていたことを不服として、カナダ医療監督機関に提訴。：包皮切除は、ここ数年、病気予防のベネフィットが大きいと推奨され始めているところ。　⇒　http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/64322829.html
http://globalnews.ca/news/2300530/parents-seeking-answer-from-ontario-medical-watchdog-after-son-bleeds-to-death-from-circumcision/

アラバマ州のMarvin Wiggins判事が微罪で判決言い渡しを待つ人混雑した法廷で、「金がないなら、外で献血して証明書でも持ってきたらどうか。値引きを考えてやってもいい」という発言で物議。
http://www.bioedge.org/bioethics/a-fine-way-to-give-blood/11621

ドナー精子で生まれ、生物学上の母親とレズビアンのパートナーに育てられた14歳の少女自身は拒んでいるのに、高等裁判所が生物学上の父親と手紙や季節のカードで交流を持つように命令。the significant void in their lives is the lack of any meaningful relationship with their fathers . I remain clearly of the view that the fathers have something of real value and importance to add to the lives of the girls.　だって……。唖然。
http://www.bioedge.org/bioethics/teenage-sperm-donor-child-ordered-to-develop-relationship-with-her-father/11623

日本語。「一人っ子政策」完全廃止＝独自の産児制限、36年で終止符―中国
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6179149
http://www.bbc.com/news/world-asia-34665539#%22

リチャード・ドーキンズ、ダウン症の子どもを産むのは「不道徳」だ、と発言して物議。
http://www.telegraph.co.uk/news/health/news/11047072/Richard-Dawkins-immoral-to-allow-Downs-syndrome-babies-to-be-born.html

自分は本来、生まれつき目が見えなかったはずなのに何かの間違いで見える目で生まれてしまったと自分の体に違和感を持ち続け、Body Integrity Identity Disorderと診断されたノース・カロライナ州の女性Jewel Shupingさん（30）の苦しみを見かねて、目に排水溝洗剤を入れて失明させてあげた心理学者(unidentified psychologistとなっている) 。：2007年にトランスヒューマニストが「自分がどのような体で生きたいかは自分で決める権利がある。例えば、えらを持ち魚のような体で水中で生活したいと望む人にはそれが認められるべきだ」と主張しているのを読んだことがあった。一方、生まれつき耳の聞こえないろう者の中には、子どもにも自分と同じろうの文化を共有させるため、遺伝子操作でろうの子供を持ちたいと望む人もいることが、生命倫理学で議論されているというのも、何度か読んだことがある。ShupingさんのケースについてBioEdgeのCookは、ニュースレターで書き、最後に And if he was wrong and unethical, why is participating in gender reassignment surgery or euthanasia right and ethical?　ふむ。
http://www.dailymail.co.uk/health/article-3256029/Woman-dreamed-blind-DRAIN-CLEANER-poured-eyes-fulfil-lifelong-wish-says-happier-ever.html

日本。ヒラリー・スワンク主演映画にＡＬＳ患者も感動
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1558253.html

ごく普通の人間が命令に従って残酷なことをしてしまえることを実験で実証した有名なStanley Milgram実験が映画に。
http://www.bioedge.org/bioethics/the-experimenters-pessimism/11628

株主への利益還元最重視のファーマに吊り上げられていく米国の薬値のエントリーで取り上げた、Valeant Pharmaceuticalsのスキャンダル、新しいスキャンダルが次々出てきて、追いきれない。コンタクトレンズ関連と、CA州のライセンスのディスクロージャー違反と、他もう一つ。NYTのOpEdは「次のエンロンか？」と。
http://www.nytimes.com/2015/10/27/opinion/is-valeant-pharmaceuticals-the-next-enron.html
http://www.propublica.org/article/federal-investigators-looking-at-valeant-contact-lens-dealings?utm_name=
http://www.propublica.org/article/pharmacies-valeant-affiliates-not-disclosed-california-license-denial
http://www.nytimes.com/2015/10/31/business/valeant-pharmaceuticals-philidor.html?emc=edit_th_20151031&nl=todaysheadlines&nlid=50068194&_r=0

英国の生殖補助医療の専門家から、HFEAは卵子凍結のリスクについてもっと正確に女性に伝えるべき、と批判。
http://www.theguardian.com/society/2015/oct/24/women-false-hope-freezing-eggs

日本。第一三共、はしかワクチン回収　２製品27万8000本：何がマズくて回収するのかが具体的に書かれていない不思議な記事。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG30HBP_Q5A031C1CR8000/

もうずいぶん前から言われ続けていたのだけど、WHOが赤味肉と加工肉の発がん性を大々的に発表したものだから、世界的な大騒動。
http://www.bbc.com/news/health-34615621#%22
http://www.theguardian.com/commentisfree/2015/oct/26/ham-risks-cancer-red-processed-meat

日本。「認知症は早期発見が大切」はナンセンスである　かえって弊害多く　名郷直樹
http://biz-journal.jp/2015/10/post_12057.html

日本。医療事故調　患者側に立った運用を
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015102002000141.html

英国で介護者の病院駐車料金無料化法案がフィリバスターでつぶされて、物議に。つぶしたPhilip Davies議員は、それで障害者の注射料金が上がったり病院の収入が減ると思ったから、と。
http://www.bbc.com/news/uk-politics-34674272
http://www.lancashiretelegraph.co.uk/news/13927969.East_Lancashire_MP____disgusted____as_carer___s_hospital_parking_fee_vote_is____talked_out___/
http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/shameless-tory-philip-davies-drones-6735548
http://www.bbc.com/news/uk-politics-34691890

利用料は下がり、給料は上がり、で英国のケアホームの半数が閉鎖の危機。
http://www.theguardian.com/society/2015/oct/31/half-care-homes-could-close-cash-crisis

日本。障害者総合支援法の見直し　一人暮らしを進め、グループホームは重度者向けに：・・・という名目での支援切りにされるんじゃないかと、怖い。
http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/10992

サウス・カロライナ州で黒人女子高生に暴行を働いた白人スクール・ポリス、解雇。
https://www.washingtonpost.com/news/education/wp/2015/10/28/s-c-sheriff-to-announce-results-of-investigation-into-officer-who-threw-student/

菊池桃子氏が名前に「ダメ出し」　１億総活躍国民会議初会合　「ソーシャル・インクルージョンと言い換えては？」　記者団とのやり取り詳報
http://www.sankei.com/life/news/151029/lif1510290029-n1.html

日本。「女性トイレ禁止は差別」提訴へ　性同一性障害の公務員：ついこの前、米国の学校で更衣室(
だったと思うけど）をめぐって同じような問題が起こっていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151102-00000040-asahi-soci

【まるで楽園】チリの砂漠に大雨の後…信じられない光景が広がる！
http://www.mag2.com/p/news/121591