今日は「ケアラー(家族など無償の介護者)の権利の日」

英国とスコットランドでは、今日は「介護者の権利の日」。

ここ数日、介護者の権利にまつわる
さまざまなニュースやメッセージが出てきています。

調査によると、
英国やスコットランドで週35時間以上の無償の介護を担うケアラーのうち、
半数以上が、ケアラー手当てを申請していなかったり、
法律で認められたケアラー・アセスメントを受けていないことが判明。

家族など親密な人を介護していると、当たり前のことをしているだけだと考えたり
なかなか自分を「介護者・ケアラー」だと認識することが難しかったり、
法律で認められている権利や制度について知らなかったりする問題が指摘され、
その対策が呼びかけられています。

また、地方自治体によっては、
この日に、介護者支援の予算の増額や更なる対策を打ち出すところも。



Cares UKからのメッセージは

介護をしている時には、
得るべき時に得るべき情報が得られると、状況がゴロッと変わることがあります。

今年の「ケアラーの権利の日」に、私たちはすべてのケアラーに呼びかけます。

介護を始めてどのくらい経つか、どういう介護をしているかを問わず、
受けることのできるサポートをゲットしましょう。



「ケアラーの権利の日」のキャッチは
「誰かの世話をしていますか? それなら自分の権利を知りましょう」


「ケアラーの権利の日」の狙いは以下の3つ。

・ケアラーに自分の権利を知ってもらうこと。
・どこへ行けば支援とサポートが受けられるか、ケアラーに知らせること。
・ケアラーのニーズについて啓発していくこと。