2016年4月26日のメモ

米国で、宗教上の理由による脳死判定の拒否を認めているのは現在4州。Thaddeus Popeがこれを他州にも拡げることを提言する論文を書いている。:マクマス事件などでの彼の発言を見る限り、え? 
http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=2699983

元大学教授のAvril Henryさん(81)は豪のDr. Deathと親交のあるExit Internationalのメンバー。違法に致死薬を輸入したとして警察の家宅捜査を受けた翌週、警察が見つけるのに失敗した薬物を飲んで自殺。
http://www.theguardian.com/society/2016/apr/21/academic-kills-herself-after-importing-euthanasia-kit-illegally
http://www.theguardian.com/society/2016/apr/22/police-raid-pushed-academic-to-end-her-life-euthanasia-advocate-philip-nitschke?subid=1398245&CMP=EMCNEWEML6619I2

フロリダ州では、合法化アドボケイトでFEN幹部のFrank Kavanaughさん(81)が妻が暮らすアシスティッド・リビング施設で病気の妻を銃殺し、自分も銃で自殺。
http://www.readingeagle.com/ap/article/the-apparent-murder-suicide-of-a-death-with-dignity-advocate-and-his-ailing-wife

カナダで6月7日以降、安楽死が合法となること受け、medical aid in dyingについて教える方向で医学教育のあり方の検討が行われている。
http://www.coastreporter.net/medical-schools-preparing-to-teach-future-doctors-about-assisted-death-1.2238330

カナダの安楽死合法化法案は「すべり坂」どころか「断崖絶壁」だ、とCare Alliance。
http://www.scoop.co.nz/stories/GE1604/S00088/canada-shows-that-assisted-suicide-is-a-cliff.htm

バンクーバーの家庭医がハフ・ポストに、もともとの裁判で安楽死が認められたCarterさんですら当てはまらないのだから、C-14安楽死合法化法案の対象者要件はいずれ拡大すること必至だ、と危険性を指摘。
http://www.huffingtonpost.ca/will-johnston/bill-c-14-problems_b_9734702.html

それを裏打ちするかのように、Trudeau首相、今回の法制化は「責任ある第一歩」。
http://www.cbc.ca/news/politics/bill-c-14-house-of-commons-assisted-dying-legislation-debate-1.3544768

C-14法案は対象者が狭すぎる、との批判も多い。これは「事前指示も認めろ」という声。
http://www.thestar.com/opinion/letters_to_the_editors/2016/04/22/we-should-be-able-to-choose-assisted-death-in-advance.html

カナダ先住民のリーダー、「我々は神を演じることはしない」と連邦政府安楽死合法化法案に反対。
http://www.cbc.ca/news/canada/north/doctor-assisted-dying-indigenous-1.3550954

Tribeca 映画祭に出品されている“Youth in Oregon”は、医師幇助自殺を希望する80歳男性が主人公。監督は Joel David Moore。
http://www.theupcoming.co.uk/2016/04/25/tribeca-film-festival-2016-youth-in-oregon-review/


左右の脚を間違えて手術した血管外科医が、医療過誤を誤魔化すために家族にDNR指定を提案したとして、訴訟に。
http://medicalfutility.blogspot.jp/2016/04/surgeon-recommends-dnar-to-cover-up.html

抗癌剤をやめれば、QOL(生活の質)は上がるのか?これからのホスピスの役割とは。 「Dr. Takuyaの心の映像」ブログ。抗がん剤の開発によって、抗がん剤中止を基本とするポスピスの方針も見直しを迫られている。抗癌剤を投与中の患者に緩和ケアと支持療法を提供し、日々の生活をケアする必要があるのです。そして、抗癌剤の副作用の治療とケアを提供する専門家にならなくてはなりません。さらに、限りある命の時間と向き合う患者と家族に、最適な療養の方法と場を提案し続けなくてはなりません。緩和ケアはこの10年で相当変化しているのです。
http://drpolan.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/qol-42f9.html

日本。子ども向けホスピスが大阪に 医療機関併設外は全国初
http://www.asahi.com/articles/ASJ4G26GZJ4GUBQU00P.html

豪で、脳腫瘍の6歳男児、Oshin Kiszko君が抗がん剤治療を拒否し緩和ケアを求め、両親も同意しているケースで、家庭裁判所が病院の倫理委の治療が必要との判断を支持し、治療を命令。
http://www.bioedge.org/bioethics/treatment-disagreement-gets-ugly-in-western-australia/11839


終末期に患者の希望を超えた過剰な医療を行った医師が処罰され始めている。
http://medicalfutility.blogspot.jp/2016/04/overtreating-physician-fined-barred.html

「ことしもまた、新たなえにしを結ぶ会'16」第2部「私が認知症になっても精神病院に入れないで」 10分間プレゼンテーションの原稿 検査が終わったら、ただ病名を告げられるだけです。精神的サポートや社会的サポートの情報提供は、普通はありません。 医学的には、100%正しいと、何の疑いもなく信じられていることが、私たち患者に致命的な傷を負わせているということは、多々あります。私は、医師の皆さんには、ぜひ精神科の体験入院をして頂きたい。できれば、医学部時代に1回、その後10年おきに研修として。平均入院日数と比べると随分短いですが、1週間、医師の肩書きを伏せて、本当の患者として遠方に入院します。もし途中で怒り出したら「自分は医師だという妄想が消えない患者」ということにして続けます。
https://note.mu/hiiguchinaomi/n/n78f9ef7cde93

NYの病院、リアリティ・TVに同意なくERの患者を撮影させたとして、220万ドルの罰金。
https://www.propublica.org/article/new-york-hospital-to-pay-fine-for-allowing-filming-of-patients

英国のNHSを週7日営業とするハント保健省の新提案に、ジュニア・ドクターが猛反発してストライキへ。
http://www.theguardian.com/society/2016/apr/25/junior-doctors-strike-defeated-jeremy-hunt

ネット上でトラッキングが可能となり、生殖子ドナーの匿名性はもはや過去の遺物に。
http://www.bioedge.org/bioethics/donor-anonymity-is-dead/11846

精子バンク Xytex社が、有罪判決を受けた犯罪歴のある統合失調症患者のドナーをIQの高い神経工学エンジニアリングの博士号候補者と謳い、36人の子どもの出生に至らしめたことが分かり、スキャンダルに。
http://www.bioedge.org/bioethics/sperm-donor-scandal-rocks-us/11837

インドからのカナダへの移民が男児を産もうとするため、中絶で男女比バランスが崩れている。
http://www.bioedge.org/bioethics/gendercide-becomes-an-issue-in-canada/11833

血の繋がりがある親子がそうと知らずに出会うと性的に惹かれ合うことがあるんだとか。Genetic sexual attraction.
http://www.bioedge.org/bioethics/genetic-sexual-attraction-could-become-issue-for-kids-of-sperm-donors/11831

Savulescuらが、豪政府に対して、着床前遺伝子スクリーニングは子にとっても将来世代にとっても利益なのだから、助成すべき、と提言。
http://www.bioedge.org/bioethics/genetic-diagnosis-should-be-a-government-priority-savulescu/11838

日本。「出生前診断」異常確定の96.5%が中絶を選択…海外の状況は?
http://irorio.jp/nagasawamaki/20160425/317104/

日本。新型出生前診断 異常判明の96%中絶 利用拡大
http://mainichi.jp/articles/20160425/k00/00m/040/119000c

乳児への性的虐待を目的として代理母に子どもを産ませた49歳のオーストラリア人男性。
http://www.bioedge.org/bioethics/horrific-abuse-case-raises-questions-over-international-surrogacy/11845

Nature誌に、バイオ医療論文の4%で画像に問題がある、との指摘。
http://www.nature.com/news/problematic-images-found-in-4-of-biomedical-papers-1.19802?WT.mc_id=TWT_NatureNews

アストラゼネカ、Craig Venterと組み、新薬開発を視野に200万人のゲノム読解へ。
http://www.theguardian.com/business/2016/apr/22/astrazeneca-to-sequence-2m-genomes-in-hunt-for-new-drugs

日本。ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種推進に向けた関連学術団体の見解
http://vaccine-kyogikai.umin.jp/pdf/20160418_HPV-vaccine-opinion.pdf

日本。「福祉避難所」周知不足=1700人想定、利用わずか-熊本
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042500649&g=soc

日本。障害者を孤立させない 支援センターが発足、熊本市で初会合 [熊本県]
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/241305

日本。発達障害者「配慮を」=避難所入れず物資困窮―家族ら、無理解を痛感・熊本地震
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160426-00000008-jij-soci

警察が精神障害者と遭遇すると、なんでもない状況がいかに瞬時に混乱し、いかに警官の発砲につながりうるか、NYTに事件現場のビデオ3連発。いずれも発砲した警官は不問に。
http://www.nytimes.com/video/us/100000004352786/police-shootings-of-the-mentally-ill.html