海さんの「お仕事探訪」   by 担当看護師Mさん

受け持ち支援職のYさんを運転手に雇い、
受け持ち看護師、Mの仕事ぶりを、こっそり見に行くことにしました。

あいつはきっと、奥の部屋(母注:特に重症の人たちがおられます)にいるはず、と
目ぼしをつけて、バレないように、運動場側の窓からのぞきこみました。

流石に、そんな私(海です)の存在にすぐに気づき、
彼は窓に近づいてきました。

そして、にこりとすることもなく、
私(海です)が中をのぞけないように
ぬいぐるみを並べ始めました。

どうせそんな奴だろうとは思っていましたが、
ここで引き下がるのも私(海です)らしくありません。

運転手Yに隣の部屋に向かうよう指示を出しました。

流石に私の受け持ち看護師、すぐに気づきます。

そして今度はドアを開けてきました。

「さっきはつれなくして、ごめんね」と謝りたいなら
その言葉を受け入れる余裕が私(海です)にはありますが、
ドアを開けた奴は私に手榴弾を渡すと、再びドアを閉じ、逃げていきました。

5秒後には
榴弾が私の膝で爆発。

まぁ、おもちゃだからよかったようなものの、
少し懲らしめてやろうと思います。