英最高裁、家族と医師の同意により植物状態の人からの栄養と水分引き上げは可
【8月5日追記】
BioEdgeの記事。
https://www.bioedge.org/bioethics/is-death-by-dehydration-in-a-patients-best-interest/12763
https://www.bioedge.org/indepth/view/uk-supreme-court-decision-changes-rules-about-brain-damaged-patients/12764
BioEdgeの記事。
https://www.bioedge.org/bioethics/is-death-by-dehydration-in-a-patients-best-interest/12763
https://www.bioedge.org/indepth/view/uk-supreme-court-decision-changes-rules-about-brain-damaged-patients/12764
https://medicaldialogues.in/uk-supreme-court-backs-ruling-allowing-vegetative-state-patients-to-die/
Popeは、
これで家族は時間とエネルギーと金を使って裁判所に訴え出る必要がなくなった、
と解釈しているし、彼によれば
米国では植物状態の人については何十年も前にこんな制約はなくなったが、
最小意識状態の人については残っている、とのこと。
これで家族は時間とエネルギーと金を使って裁判所に訴え出る必要がなくなった、
と解釈しているし、彼によれば
米国では植物状態の人については何十年も前にこんな制約はなくなったが、
最小意識状態の人については残っている、とのこと。
というか、高等法院の判断は、MCAの精神そのものに反していないのか?
MCAについては ↓
英医師会の後見法ガイダンス(2007/10/29)
英国の医療と法律 とりあえずの日本語情報(2007/10/20)
英国MCA報告書 「結論と提言」(2014/4/2)
英国MCA報告書:医療のパターナリズムと福祉の責任回避“文化”で、法の精神が実践に浸透していない(2014/3/31)
意思決定能力法MCAの検証報告書(英国)(2014/6/2)
英国の医療と法律 とりあえずの日本語情報(2007/10/20)
英国MCA報告書 「結論と提言」(2014/4/2)
英国MCA報告書:医療のパターナリズムと福祉の責任回避“文化”で、法の精神が実践に浸透していない(2014/3/31)
意思決定能力法MCAの検証報告書(英国)(2014/6/2)
とはいえ、ここ数年の保護裁判所の判決事例を見ていると、
確かに、今回の判決の方向に向かってきていたなぁ、という軌跡ではある ↓
確かに、今回の判決の方向に向かってきていたなぁ、という軌跡ではある ↓
【MCAが関連している(可能性のある)事件のエントリー】
英国著名哲学者、認知症患者に「死ぬ義務」(2008/2/29)
2010年5月14日の補遺(障害のあるピアニストの代理人任命で、保護裁判所の非公開審理が問題に)
英国の保護裁判所、知的障害ある子宮がん患者への強制手術を認める(2010/5/30)
英国でも知的障害女性に強制不妊手術か、保護裁判所が今日にも判決(2011/2/15)
ロンドンの保護裁判所、植物状態の女性の栄養と水分停止を認める:Tony Bland判決(1993)基準に(2011/8/4)
最小意識状態の患者への生命維持停止を上訴裁が認める(2013/3/12)
英国の保護裁判所、知的障害のある男性の不妊手術を許可(2013/8/25)
英国MCA報告書 「結論と提言」(2014/4/2)
英国MCA報告書:医療のパターナリズムと福祉の責任回避“文化”で、法の精神が実践に浸透していない(2014/3/31)
意思決定能力法MCAの検証報告書(英国)(2014/6/2)
保護裁判所、最小意識状態の68歳女性の生命維持停止を命じる(英)(2015/11/21)
英国の保護裁判所、「キラキラ生きられないなら死にたい」50歳女性の人工透析拒否を認める(2015/12/3)
英国著名哲学者、認知症患者に「死ぬ義務」(2008/2/29)
2010年5月14日の補遺(障害のあるピアニストの代理人任命で、保護裁判所の非公開審理が問題に)
英国の保護裁判所、知的障害ある子宮がん患者への強制手術を認める(2010/5/30)
英国でも知的障害女性に強制不妊手術か、保護裁判所が今日にも判決(2011/2/15)
ロンドンの保護裁判所、植物状態の女性の栄養と水分停止を認める:Tony Bland判決(1993)基準に(2011/8/4)
最小意識状態の患者への生命維持停止を上訴裁が認める(2013/3/12)
英国の保護裁判所、知的障害のある男性の不妊手術を許可(2013/8/25)
英国MCA報告書 「結論と提言」(2014/4/2)
英国MCA報告書:医療のパターナリズムと福祉の責任回避“文化”で、法の精神が実践に浸透していない(2014/3/31)
意思決定能力法MCAの検証報告書(英国)(2014/6/2)
保護裁判所、最小意識状態の68歳女性の生命維持停止を命じる(英)(2015/11/21)
英国の保護裁判所、「キラキラ生きられないなら死にたい」50歳女性の人工透析拒否を認める(2015/12/3)