BioEdgeが選ぶ「2013年の10大ニュース」

去年まで前のブログで拾ってきた自前の情報の中から
その年の重大ニュースを問題ごとにまとめのエントリーにしていたのですが、
今年は途中でそちらのブログを休止しているので、

代わりに、
いつもお世話になっているBioEdgeの10大ニュースを。




幹細胞から作った生殖子を使えば、より優良な子孫を作ることも可能になる、とRobert Sparrow。



詳細は、拙ブログの当該エントリーに ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/folder/1727966.html



性転換手術の失敗後に「耐え難い精神的苦痛」により安楽死



PGDには胚へのリスクがあるが、PGDを受ける米国のカップルにそのリスクが説明されることはほとんど無い。







優生思想は英国のアカデミズムの世界で今なお生きているだけでなく、意気軒昂。

この記事は、Stephen WilkinsonとEve Garrardの論文を巡るものだけれど、
もう一人のDominic Wilkinsonのほうも、健在なだけじゃなくて意気軒昂 ↓
Wilkinsonの新刊は、障害の可能性理由による小児の「無益な治療」論(2013/2/14)



第1子を生殖補助医療で産んだ女性の3人に1人が、その後2年以内に自然に妊娠している。



ダウン症候群の人たちの認知障害を軽減する初めての薬が人間で実験されている段階、とスイスのビッグ・ファーマ、ロッシュが発表。



人体機能エンハンスメントのためにハイブリッド臓器を創ることの是非とは? キメラ動物をめぐる議論はここにも使えるか?



インドの代理母と依頼者の調査により、米ドルで20億ドル産業である代理母ツーリズムには搾取がはびこっているとの疑惑深まる。

Centre for Social Researchの報告書 Surrogate Motherhood Ethical or Commercialはこちら。↓
http://www.womenleadership.in/Csr/SurrogacyReport.pdf


この報告書はこの時にざっと読んでメモも作っていたのですが、
エントリーにできないままとなっているので、
できたら来年やりたい仕事の1つ。

BioEdgeには、この後8月に
インドの代理母ツーリズムで、違法な性別選別の中絶が横行している、
というエントリーもあった ↓
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10645#comments




The ten leading stories of 2013 in BioEdge
BioEdge, December 21, 2013