2015年8月18日のメモ

豪のDr. DeathことNitschke医師がスコットランドで、自殺方法を指南するセミナーを開こうと違法性回避のためコメディアンに。自作の自殺装置を紹介し、模擬利用させるため、警察がガスの有無を調べるなどリハーサルでひと悶着。
http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/mirror-reporter-meets-dr-death-6225236
http://mashable.com/2015/08/07/euthanasia-show-edinburgh-fringe/
http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/officials-storm-edinburgh-fringe-show-6209179

WA州の「尊厳死法」2014年の実態報告書。致死薬を受け取ったのは176人で、前年比から微増だが、女性は前年の48%から57%へと増加。死亡が報告されたのは126人で、13年の119人から6%増。理由で多いのは前年に引き続き、自立の喪失。
http://medicalfutility.blogspot.jp/2015/08/death-with-dignity-in-washington-state.html
http://www.lifenews.com/2015/08/10/washington-state-report-shows-deaths-from-assisted-suicide-keep-rising/

カンタベリー大司教のCarey卿がDignity in Dyingのビデオに登場して、「終末期の人へのPASはキリスト教的なおこない」と。ほかにもキリスト教界から合法化を支持する声が上がっている。
http://www.dispatchtimes.com/lord-carey-euthanasia-for-terminally-ill-is-profoundly-christian/49975/


英国のPAS合法化アクティビストのBob Coleさん(68)、妻のAnnさんが1年半前にスイスで自殺した後、自身の肺がんが分かり、同じくスイスで8月15日に自殺。その前に様々に合法化に向けたメッセージを発し、報道多数。
http://www.dailyrecord.co.uk/news/uk-world-news/assisted-suicide-campaigner-bob-cole-6255891


日本。介護をしながら働き続ける~在宅サービスを使いこなす
http://carers-concier.com/minutes/2395/

介護者の病気が見落とされがちであることについてDr. Poohのツイート:この問題、前に上野千鶴子先生の『ケアの社会学』に絡めて書いたことがある。⇒http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/64540923.html
https://twitter.com/DrPooh08/status/628215822217908224

オランダのグローニンゲン・プロトコルによって新生児の安楽死が行われたケース、1997年から2004年の間に22事例で、すべて二分脊椎。2007年から2010年の間では1事例のみ。理由としては①自然死として偽りの報告がされている②2007年から妊娠20週でのエコー診断が行われており、妊娠段階でスクリーニングされるため。
http://www.bioedge.org/bioethics/why-dutch-doctors-are-reporting-fewer-euthanised-infants/11524

サウス・カロライナのCrawford夫妻は2歳で養子にした息子(現在10歳)の親権が州にあった1歳4ヶ月時に行われた女性器再建術を巡って、提訴。手術後に男児であることが判明している。本人の権利を代弁するアドボケイトがいなかった、無用な医療介入だった、本人の最善の利益に当たらない、などアシュリー事件に通じていく論点。
http://www.bioedge.org/bioethics/parents-sue-over-intersex-surgery/11521

Steven Pinkerの「生命倫理学は科学研究の邪魔をするな」というボストン・グローブの論説から、生命倫理学者らの議論沸騰。被験者の安全へのセーフガードは十分か、十分に機能できているか。上記の性器再建術の問題に詳しくて、アシュリー事件の議論にも登場していたアリス・ドレガーがピンカーとブログで論争している。
http://www.nature.com/news/bioethics-accused-of-doing-more-harm-than-good-1.18128

Planned Parenthoodのスキャンダル共和党からPPへの助成金打ち切りの声が上がったり、州ごとに助成金打ち切りの動きが出てくるなどの事態で、胎児組織を使用した研究そのものに批判が出ていることに対して、We have a duty to use fetal tissue for research and therapy.という一文で始まる New England Journal of MedicineのAlta Charoの論文。A closer look at the ethics of fetal tissue research, however, reveals a duty to use this precious resource in the hope of finding new preventive and therapeutic interventions for devastating diseases.  死者の臓器利用によって命を救うことが倫理的に認められるなら、命を救うための研究に利用することにも問題はないし、むしろ誰もがその恩恵にあずかっていて、将来的に救える多くの命を考えると、中絶胎児の組織を研究利用する義務がある。
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMp1510279



英国で糖尿病患者が急増してNHS破産の危機。
http://www.theguardian.com/society/2015/aug/17/diabetes-bring-down-nhs-charity


日本語。ギニアは「リングワクチン接種」を開始した
http://beep.blog.jp/archives/1029548868.html

感染者の身近な人にワクチン接種して、防御の輪を重ねていくリング・ワクチン接種の定義。
http://www.medicinenet.com/script/main/art.asp?articlekey=23979

日本語。エボラワクチン「100%」予防 WHO臨床試験、カナダ開発
http://www.47news.jp/CN/201507/CN2015073101002234.html

志高く成功者を目指す人に向けて、バーンアウトしないための科学的方法論。:そんな働き方をやめるのが何より健康的なんじゃないかと思うんだけど、科学とテクノで24時間戦える兵士とか24時間働ける看護師とか、2001年くらいに米国政府が考えてたことを思うと、こういう思考回こそが科学とテクノ親和的なんだろうな、とも。
http://mashable.com/2015/08/08/goals-burning-out/

顔認識アプリ、米の軍隊や諜報活動でのテロリスト検知に利用されてきたが、最近は全米の警察にも浸透。
http://www.nytimes.com/2015/08/13/us/facial-recognition-software-moves-from-overseas-wars-to-local-police.html?_r=0


ネパールで生活のために腎臓を売った人たちが健康問題を抱えて、地震後に困窮を極めている
http://www.bioedge.org/bioethics/nepalese-men-who-sold-kidneys-are-destitute-after-earthquake/11517

日本語。性産業は「犯罪ではない」 アムネスティが方針表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150812-35068765-cnn-int

日本。「モノ言えない社会は息苦しい」名誉毀損で訴えられたネトウヨ大学生の告白:最近、こういう幼い屁理屈いう人、ネトウヨじゃなくても増えている気がする。
http://news.livedoor.com/article/detail/9709950/

日本語。暴行被害の11歳少女が出産、当局が中絶を拒否 パラグアイ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150814-00000005-jij_afp-int&pos=1


日本。駅トイレに首相批判落書き=器物損壊容疑で捜査-警視庁
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201508/2015080300311&g=soc

日本。ナショナリズム団体「日本会議」の危険性:エコノミスト紙や仏誌が相次いで指摘
http://newclassic.jp/24129