2014年10月28日のメモ
Brittany Maynardさんの「幇助自殺予告」に関して、オレゴン州の大司教からニュース・リリース。「幇助自殺は死は自分たちの思い通りにコントロールできるという幻想をもたらす」 「幇助自殺は生きることと死ぬことの目的を混乱させる種を撒く。幇助自殺は、生きることの目的が失われることがあるとか、死は無意味だと示唆している」
http://www.archdpdx.org/newsrel/2014/Oct14/News%20Release%20Asst%20Suicide%20Stmt%20ABaks%2026Oct14.pdf
http://www.archdpdx.org/newsrel/2014/Oct14/News%20Release%20Asst%20Suicide%20Stmt%20ABaks%2026Oct14.pdf
アシュリー事件の時にライブでディクマ医師と論争した、障害者運動の活動家、Joni Tadaさんが、ブリタニーさんに再考を呼びかけている。:2007年1月、CNNでのこの人はほんとうに毅然とかっこよかった。あの時、彼女はこう言ったんだった。忘れないでもらいたいのだけど、もしも障害者から適切なケアを引き上げて、その代わりに体の一部を外科手術で取り除けばそれでコスト削減できると、その方法さえ見つければ、社会はそれをやるのだから。障害者を犠牲にしてマジョリティの便利を優先させる機会さえあれば、社会はそれをやるのだから それから「この問題は将来の優生思想への土台を作っている」とも。
http://www.christianpost.com/news/joni-eareckson-tada-begs-brittany-maynard-to-take-a-long-hard-look-at-consequences-of-physician-assisted-suicide-decision-128008/
http://www.christianpost.com/news/joni-eareckson-tada-begs-brittany-maynard-to-take-a-long-hard-look-at-consequences-of-physician-assisted-suicide-decision-128008/
NYのTimothy Quill医師がブリタニーさんの件に関連して、PASは全米で密かに行われていると認めつつ、He says just knowing that he will not turn his back on them is usually enough for patients. この医師は自分を見捨てて立ち去るようなことはしない、と感じられれば、たいていの患者さんはPASなど求めない。
http://guardianlv.com/2014/10/assisted-suicide-an-underground-practice/#EGkLtHJRKcXfsxhr.99
http://guardianlv.com/2014/10/assisted-suicide-an-underground-practice/#EGkLtHJRKcXfsxhr.99
英国の自殺幇助起訴ガイドライン緩和について、Care Not Killing のPeter Sounders氏がDPPは議会に説明責任がある、と批判。
http://www.nationalrighttolifenews.org/news/2014/10/the-dpp-needs-to-explain-to-parliament-why-she-has-effectively-decriminalised-physician-assisted-suicide/#.VE8BxRYQjcs
http://www.nationalrighttolifenews.org/news/2014/10/the-dpp-needs-to-explain-to-parliament-why-she-has-effectively-decriminalised-physician-assisted-suicide/#.VE8BxRYQjcs
豪でニチキ医師のExit Internationalのメンバーとして安楽死推進運動をしていた男性 Martin Birgessさん(71)がネットに致死薬を手に入れたいと語るビデオをアップした後、匿名で送られてきた薬で自殺。ディグニタスとも連絡を取ったが書類上の問題で受け入れられず、自分のベッドで死にたいと訴えていた。Martinさんは死ぬ前にニチキ医師に電話をしており、同医師は「薬を送った人は違法行為で起訴されるリスクも十分に検討したのだろうと思います。慎重に痕跡を残さないでいてくれるといいのですが」「本人は電話をしてきて、誰か知らないが送ってくれた人に感謝しているといっていました」
http://www.abc.net.au/news/2014-10-24/euthanasia-advocate-martin-burgess-dies-in-darwin/5840696
http://www.abc.net.au/news/2014-10-24/euthanasia-advocate-martin-burgess-dies-in-darwin/5840696
豪の安楽死推進派 Rodney Syme医師が9年前に男性に致死薬を渡したと告白し、警察の捜査対象に。
http://www.theage.com.au/victoria/euthanasia-advocate-rodney-syme-interviewed-by-police-over-death-drug-confession-20141022-119t9b.html
http://www.theage.com.au/victoria/euthanasia-advocate-rodney-syme-interviewed-by-police-over-death-drug-confession-20141022-119t9b.html
2009年にJeffrey Lockerさん本人に雇われて、保険金めあての自殺幇助を請け負い実行したKenneth Minorに懲役12年の判決。:この事件、2009年からずっと見るともなく眺めてきたけど、長い裁判だったなぁ。
http://news.yahoo.com/york-man-hired-assist-suicide-sentenced-12-years-190416262.html
http://news.yahoo.com/york-man-hired-assist-suicide-sentenced-12-years-190416262.html
米国で73年間連れ添った妻が病気で死んだのを看取り、その28時間後に夫が死んだ、というAuer夫妻の話が、つましくも愛し合って生きた夫婦の足取りと共に美しいラブストーリーとして報道されているのだけれど、夫の方がどういう死に方をしたのかがさっぱり分からないのが、とても気になる。
http://www.cincinnati.com/story/news/history/lives-remembered/2014/10/20/married-years-joe-helen-die-hours-apart/17647645/
http://www.theguardian.com/us-news/2014/oct/21/ohio-couple-married-73-years-die-within-28-hours
http://www.cincinnati.com/story/news/history/lives-remembered/2014/10/20/married-years-joe-helen-die-hours-apart/17647645/
http://www.theguardian.com/us-news/2014/oct/21/ohio-couple-married-73-years-die-within-28-hours
VA州の病院で、誤ってDNRにされた男性Roland Mayoさん(65)が死亡。手術後に吐いて、その吐しゃ物で窒息していた……と書かれているんだけど、まさか、そういう状況で「この人はDNRだから救命しなくていい」とされた?
http://www.usatoday.com/story/news/nation/2014/10/21/mistaken-dnr/17658577/
http://www.usatoday.com/story/news/nation/2014/10/21/mistaken-dnr/17658577/
ドイツの裁判所が意識不明患者から、本人の事前の医師が不明でも家族の意思によっての生命維持中止を認める。また議員からドイツで自殺幇助が合法化されることを前提に要件リストが作られる。
http://www.dw.de/german-parliament-discusses-euthanasia-for-terminally-ill-patients/a-18000591
http://www.dw.de/german-parliament-discusses-euthanasia-for-terminally-ill-patients/a-18000591
米医療界 日本では当たり前に行われている医療を無駄と指弾 :CTが考えられないほど多用されて医療費を押し上げているという指摘は前からよく目にしていたけど、無駄な前立腺がんの手術も。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141013-00000011-pseven-int
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141013-00000011-pseven-int
15歳で母親の介護のために高校を中退したヤングケアラーと、その母親の語り。オーストラリアには介護を担う18歳以下の子どもが148000人と推計される。
http://www.abc.net.au/news/2014-10-24/when-a-teenage-daughter-becomes-her-mothers-carer/5836464
https://open.abc.net.au/explore/81918?site=newcastle&ref=front-page-slider-newcastle-regional-landing
http://www.abc.net.au/news/2014-10-24/when-a-teenage-daughter-becomes-her-mothers-carer/5836464
https://open.abc.net.au/explore/81918?site=newcastle&ref=front-page-slider-newcastle-regional-landing
英国のヤングケアラー支援。学校でのピア・カウンセリング。
http://www.theguardian.com/social-care-network/social-life-blog/2014/oct/15/young-carers-isolated-counselling-teen-heroes
http://www.theguardian.com/social-care-network/social-life-blog/2014/oct/15/young-carers-isolated-counselling-teen-heroes
ヤング・ケアラーの介護負担による心身のストレスが、彼らの学業や健康状態に及ぼす影響の調査。米。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/283844.php?tw
http://www.medicalnewstoday.com/releases/283844.php?tw
日本。「献身的に世話」と猶予刑 脳障害の義兄殴り死なせる 千葉地裁 「献身的かつ熱心に世話をしており、被告を強く非難することはできない」 でも「被告以外の人でも、思わず手が出てしまった可能性が十分にある」というなら、そこからは介護者支援の必要へと目が向かわないといけないと思うんだけど、これでは「誰でも思わず手が出てしまう状況だったら、介護者による虐待も殺人も猶予刑で」ということになってしまう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141021-00010000-chibatopi-l12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141021-00010000-chibatopi-l12
シアトル子ども病院トゥルーマン・カッツ生命倫理センターのセンター長、Benjamin Wilfondが中心となり、何人かの生命倫理学者が集まって、民間の研究倫理コンサルテーション・サービス、the Clinical Research Ethics Consultation Collaborative を立ち上げ。ヒトを対象とする研究をめぐる倫理問題は複雑かつ煩雑なため、NIHなど行政が求めるやっかいな手続きもなく、複雑な問題にも「ワン・ストップ」で回答を得られて、一回こっきりのIRBとは違って研究の最初から最後までコンサルテーションを引き受けることが出来る。:米国のIRBはもともと民間企業に託されてしまっているという話は前に拾ったことがあったけど、トゥルーマン・カッツ・センターもウィルフォンドも成長抑制WGを仕切った立役者だったり、ワシントン大学とグローバルな科学とテクノ理研のつながりを考えても、このサービス、あのWGと同じ機能を担うんだろうなぁ、つまりウーレットが言う「医療に埋め込まれた生命倫理学」としての本領を発揮するための仕組み? 一方に、ICをなし崩しにしていこうという動きが出てきていることも同時ににらんでおかないと。
http://www.nature.com/news/human-subjects-research-the-ethics-squad-1.16186
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卵子の凍結には健康リスクが伴います。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/11174
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/11179
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/11174
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/11179
スウェーデンのフェミニスト団体から代理母への批判声明。健康リスク、貧しい女性の人権侵害。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/11180
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/11180
日本語。命をめぐる科学の「美しい」物語を問い直す 「ミトコンドリア置換」について、北大の石井哲也氏インタビュー。
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/like_hokudai/contents/article/437/
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/like_hokudai/contents/article/437/
「気に入らないから」と患者38人を殺したイタリアの看護師。:どこか別の報道だったと思うのだけど、記事へのコメントで「美人。そんなことをする人には見えない」。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/11182
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/11182
日本。医療基本法、患者権利を医療者が擁護へ:微妙かつややこしい捩れを訂正しようとする善意が、別の微妙かつややこしいねじれを産みそうな???
http://www.cabrain.net/news/regist.do;jsessionid=4AAC89886BD2C3BACE7773309E1B9AB4
http://www.cabrain.net/news/regist.do;jsessionid=4AAC89886BD2C3BACE7773309E1B9AB4
日本語。フェイスブック創業者夫妻、エボラ熱対策に約27億円を寄付。:グローバル・ヘルスは、もはや全面的にこうしたグローバル・スーパーリッチの個人的資産と「善意」依存の体質。彼らはこぞってビッグファーマをはじめとする科学とテクノ関連企業の株主さんたちだから、そうして世界の富はさらに富裕層に集中していく。格差はさらに広がる。
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6134833
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6134833
上記のエボラの隔離問題:最近、似たような体験から、医療職の方々に生命倫理の議論や、障害者の権利擁護をめぐる議論を知ってもらうことが必要なのだと痛感している。医療の判断には倫理問題や人権侵害の可能性がつきまとうのだということを考えたこともない医療職が、実は多いのでは?
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/no-mandatory-ebola-quarantine-for-health-workers-coming-to-washington-area/2014/10/25/71a9a8c8-5c68-11e4-bd61-346aee66ba29_story.html
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/no-mandatory-ebola-quarantine-for-health-workers-coming-to-washington-area/2014/10/25/71a9a8c8-5c68-11e4-bd61-346aee66ba29_story.html
エボラで医療職を保護するべく、感染リスクの高い医療行為は放棄しようという声がシカゴ医大から出てきている。:今の世界の空気からすれば、こういう声が出てくるのだろうなと予想はしていた。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/11187
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/11187
レッドブルなど、流行のエネルギー・ドリンクの飲みすぎに健康リスクが指摘されて久しいのだけれど、日本ではそういう情報が余り流れない。電子タバコの時もそうだった。そして、いつのまにか消えていくのが日本。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/283929.php
http://www.medicalnewstoday.com/articles/283929.php
日本。教育現場にもっと脳科学の成果を 文科省協力者会議が提言 斎藤剛史:子どもの脳などの科学的知見が生徒指導などで活用できるようになれば、教員の経験に頼ってきた問題行動への対応も大きく変わりそうです こわい。
http://www.sankei.com/life/news/141016/lif1410160041-n1.html
http://www.sankei.com/life/news/141016/lif1410160041-n1.html
ビル・ゲイツをはじめとするIT長者の旗振りで進んできた米国の公教育改革が、民間企業の営利誘導だとする批判はずいぶん前からある。これはProPublica。
http://www.propublica.org/article/charter-school-power-broker-turns-public-education-into-private-profits
http://www.propublica.org/article/charter-school-power-broker-turns-public-education-into-private-profits
シアトル近郊の学校で乱射事件。:こういう事件、珍しくもなくなったのか、日本では大きな報道にもならない?
http://www.washingtonpost.com/news/post-nation/wp/2014/10/24/school-shooting-reported-near-seattle/
http://www.washingtonpost.com/news/post-nation/wp/2014/10/24/school-shooting-reported-near-seattle/
12月1日から米国のメディケア給付見直しで、ALS患者さんたちはコミュニケーション機器への給付が危うくなる可能性。
http://www.washingtonpost.com/politics/als-patients-face-loss-of-medicare-coverage-for-devices-used-to-help-speech/2014/10/26/bb8f07ac-5d40-11e4-8b9e-2ccdac31a031_story.html
http://www.washingtonpost.com/politics/als-patients-face-loss-of-medicare-coverage-for-devices-used-to-help-speech/2014/10/26/bb8f07ac-5d40-11e4-8b9e-2ccdac31a031_story.html
新たな「重症心身障害児」にインセンティブ設定を! 制度設計ですべてが決まる社会保障システム おときた駿
http://www.huffingtonpost.jp/shun-otokita/handicapped-children_b_6039112.html
http://www.huffingtonpost.jp/shun-otokita/handicapped-children_b_6039112.html
アベノミクスで日本の富裕層の増加率(22.3%)は世界一、ワーキングプアはこの1年で30万人も増加
http://bylines.news.yahoo.co.jp/inoueshin/20141022-00040173/
http://bylines.news.yahoo.co.jp/inoueshin/20141022-00040173/
安倍政権が性暴力撲滅をうたう一方で、慰安婦の歴史を否定する矛盾 The ugly face of Japan’s ‘pro-women’ policy
http://www.abc.net.au/news/2014-10-10/morris-suzuki-the-ugly-face-of-japans-pro-women-policy/5801376
http://www.abc.net.au/news/2014-10-10/morris-suzuki-the-ugly-face-of-japans-pro-women-policy/5801376
皇后陛下、傘寿にあたっての所感 【学院倶楽部】科学と宗教ならびに教養と民俗の【協同と連帯】ブログ 平和の恩恵に与(あずか)っている私たち皆が、絶えず平和を志向し、国内外を問わず、争いや苦しみの芽となるものを摘み続ける努力を積み重ねていくことが大切
http://blogs.yahoo.co.jp/solidussolidarity/38249658.html
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【ビジネスの裏側】出世するのは「チャック女子」ばかり? キャリアウーマンが語る女性登用の実態:「チャック女子」って初めて知った。私は「名誉男」とか「名誉男性」とか呼んできた人たちのことか。
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/141010/ecn14101008000001-n1.html
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/141010/ecn14101008000001-n1.html
英国の監獄で囚人の自殺が69%も増加。人口密集して治安が悪化しているため。
http://www.theguardian.com/society/2014/oct/21/prisons-uk-chief-hardwick-suicide-prisoners-safety
http://www.theguardian.com/society/2014/oct/21/prisons-uk-chief-hardwick-suicide-prisoners-safety