カナダ政府、PAS法制化に向け、障害当事者含むパネル立ち上げ

以下のエントリー他で追いかけてきたカナダのPAS合法化の続報。

カナダ最高裁、判事の全員一致でPAS禁止を覆す（2015/2/7）
カナダ最高裁の「医師幇助死」合法判決をめぐる議論　メモ(2015/2/20)
カナダ最高裁判決文までがPASをPADと置き換え(2015/2/26)
最高裁がPASの権利を認めたカナダで、幇助自殺者からの臓器提供をめぐる議論(2015/3/18)

今年2月の最高裁判決で
1年以内の法整備を命じられたカナダ政府がやっと重い腰を挙げて
法整備に向けたパネルを立ち上げた。

委員長は、Harvey Max Chochinov医師。
マニトバ大学のカナダ緩和ケア研究の責任者。

他の2人は
Ryerson-RBC障害学研究＆教育研究所の前共同ディレクター、Catherine Frazee氏と、
オタワ大学の法学教授で前ケベックの閣僚だった　Benoit Pelletier氏。

委員会の検討中は一般国民のネットで議論に参加できる。

Chochinov、 Frazee両氏は
2月の判決を出したCantor訴訟で国側の証人だったことから、
委員会のメンバー構成に「中立ではない」との批判が出ている。

委員会は10月の選挙後に、答申を出す。

http://www.cbc.ca/news/politics/doctor-assisted-suicide-panel-includes-original-crown-witnesses-1.3157361
http://metronews.ca/news/canada/1430251/public-consultation-on-assisted-suicide-wont-report-to-government-until-after-election/
http://www.thestar.com/news/canada/2015/07/17/critics-fear-bias-on-harper-government-panel-studying-doctor-assisted-suicide.html