2014年9月24日のメモ

フロイトの最期って、安楽死だった? フロイトが医師と最初に約束していたのは「その時が来たら不必要に苦しませない」ということだった。最期の場面で、彼が言ったのはYou promised me then not to forsake me when my time comes. Now it's nothing but torture and makes no sense any more. そして医師は、皮下で15から25ミリのモルヒネを12時間間隔を置いて2回投与した。フロイトはこん睡状態となってそのまま目覚めなかった……。そこのところよりも、医師が癌だということを隠していたと知った時のフロイトの"With what right?"の一言が印象的。
http://www.theatlantic.com/health/archive/2014/09/how-sigmund-freud-wanted-to-die/380322/

オックスフォード大学出版から「ホスピスの倫理」
http://global.oup.com/academic/product/hospice-ethics-9780199943838;jsessionid=F12628EB54E88C912DAB51E38B487E61?cc=jp&lang=en&

英国のメンキャップが「知的障害者の職場体験週間」。去年に続いて2回目。
https://www.mencap.org.uk/workexperienceweek

ワールド・アルツハイマー・レポート2014年のポイント
http://www.medicalnewstoday.com/articles/282759.php

ETV特集「私たち抜きに私たちのことを決めないで~初期認知症と生きる~」
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2014/0920.html

この前、大阪で初めて知った山口ヒロミさんの銅版画のこと。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4880491306?tag=hatena-b-22
http://amanedo.exblog.jp/19147006/

遺伝子診断で病気リスクは分かっても、対応策はないのに、という問題。
http://www.nytimes.com/2014/09/23/health/finding-risks-not-answers-in-gene-tests.html?_r=0

英国の女性は新型出生前遺伝子診断を信頼している、との調査結果。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/282817.php

代理母ツーリズムについてNYTが特集 Hiring a Woman for Her Wombを組んでいる。Caplan先生が「有償代理母は搾取」と。冒頭のところで、「今の勢いで子宮移植技術が進めば、そのうちには売りますという女性の子宮を買いに行くツーリズムも」とあって、ぎくっ、とする。
http://www.nytimes.com/roomfordebate/2014/09/22/hiring-a-woman-for-her-womb/paid-surrogacy-is-exploitative

日本。子宮頸がんワクチン:重い副作用1112人 厚労省調査の6倍――研究チーム 同財団(難病治療研究振興財団)のチームは約2500人の症例について、救急搬送の必要性や後遺症の恐れなどを分析した結果、半数近い1112人を重い副作用と判定した。多かったのは中枢神経障害(けいれん、歩行障害、記憶力の低下など)▽視力や聴力の感覚器障害▽広範囲の痛み--などで、症状が重なったり変化したりするケースも多かった。
 チームには神経内科、小児科、精神科などの臨床医約10人が参加。チームの医師が実際に治療した44人は、接種から重い症状が出るまでの平均期間が約8・5カ月だった。「接種後1カ月以上してからの発症は因果関係が薄い」とする厚労省検討会の見解とは異なる結果になった。
 チームリーダーの西岡久寿樹(くすき)・東京医科大医学総合研究所長は「一連の症状は、心身反応よりも、ワクチンに含まれる免疫補助剤に反応して脳神経が炎症を起こしていると解釈した方が合理的だ」と指摘する。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140912dde001040071000c.html

セントルイスワシントン大学チームの調査で、たいていの人は体内に平均5種類の病気ウィルスを保有している、と分かった。その影響については今のところ不明。中にはHPVも。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/282751.php

Savulescuらが、the Cambridge Quarterly of Healthcare Ethicsで、またまた「愛情ピル」の可能性について。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/11151

日本。まつ毛フサフサ?国内初の薬 緑内症治療薬で「副作用」 東邦大学医療センター大橋病院(東京都目黒区)の富田剛司教授は「元々点眼する薬なので、エクステに比べれば目への障害は少ないのではないか」と: これ、米国のFDAが2009年に認可した時に、このエントリーを書いているんだけど… ⇒ 今度は、まつげを濃く長くする処方薬をFDAが認可(米)(2009/1/14)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140921-00000007-asahi-ent

英国の、ミトコンドリア置換による「3人の親をもつ胚」の倫理論争。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/11152



米国の医療がどんどん専門分化して、専門性の高いコメディカルの職種が増えるにつれ、専門医とはまた別にそれらの専門職からの医療費の請求が届くようになって、医療費がバカ高くなっている。
http://www.nytimes.com/2014/09/21/us/drive-by-doctoring-surprise-medical-bills.html

エボラ熱の猛威で医療制度が圧迫されているリベリアで、ありきたりの病気で命を落とす人が出てきている。
http://www.washingtonpost.com/world/africa/with-ebola-crippling-the-health-system-liberians-die-of-routine-medical-problems/2014/09/20/727dcfbe-400b-11e4-b03f-de718edeb92f_story.html

「患者の権利宣言」から30年
http://www3.ocn.ne.jp/~mmic/20140920.pdf

米国のITと標準テスト中心の公教育改革に抗うべく、ついに幼稚園の先生が政治家に。
http://www.washingtonpost.com/blogs/answer-sheet/wp/2014/09/20/why-a-kindergarten-teacher-is-running-for-congress/