「人工呼吸器の音がジャマ」と電動車いすの筋ジス男性が映画途中で追い出される(英)

英国Surrey州、Epsom在住のデュシェンヌ型筋ジストロフィーの男性
Richard Bridgerさん(31)が介護者と映画 Taken 3を見に行き、
車イス席で鑑賞していたところ、

人工呼吸器が迷惑だと他の観客から苦情が出たとして、
映画館の職員から退場を求められた。

父親の話では、
入場料は払い戻されたものの、謝罪の言葉はなかったという。

苦情は200人の観客のうち6人から出たもので、
今後、繁忙日の金曜、土曜の夜は来ないように、とも言われた。

皮肉なことに、この出来事の1週間前に
この映画館ではホーキング博士を取り上げたthe Theory of Everythingが上映され、
運動神経病協会が同館の許可を得て、バケツを回して寄付を集めたばかりだった。

映画館の顧客係のトップは取材に対して
心から謝罪する、いつでもまた来てほしい、と。


息子が映画途中で追い出されたことに怒っているお父さんの言葉が、
ちょっとイタイ。

I find it disgusting that, in this age, a person who is mentally capable – Richard has 14 GCSEs and a degree – but relies on life-saving equipment, should be treated this way.

GCSE =General Certificate of Secondary Education



英国では去年10月には、ダウン症の兄弟が
他の出場者に迷惑だとしてボウリング大会に参加できなかった事例があった ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara2/64301876.html


キャンベル上院議員も弱者に対するヘイトスピーチが増えていると言っていたけど、
こういうことが、じわじわと増えてきているのではないか、と気になる。