【お知らせ】ウェブ・マガジン「地域医療ジャーナル」の記者になりました

思いがけないお誘いをいただいて、
bycometさんが3月に創刊されたウェブ・マガジン「地域医療ジャーナル」
記者として参加させてもらうことになりました。

bycometさんの創刊の言葉(2015年2月27日)はこちら ↓

地域医療ジャーナルとは

読者のみなさま、はじめまして。そして、ご登録いただきありがとうございます。

地域医療に関わる医療者が、日常臨床から感じたことを寄稿記事として掲載するという、新しいスタイルのウェブマガジン「地域医療ジャーナル」をはじめます。

このウェブマガジンの特徴は「地域医療×エビデンス」。メディアを含めて数ある雑多な医療情報があふれる中、厳選された科学的根拠に基づく医療情報を発信したい、というのが、このウェブマガジンの第一の目的です。

また、発信する情報が地域医療の実践に役立つもの、そして、医療者だけではなく一般の方々にもご利用いただけるような情報源を目指していきたいと思います。

この分野の専門技法であるEBM(Evidence-based medicine、科学的根拠に基づく医療)の実践では、おそらく国内最先端を走る臨床家のみなさまに、記者としてご協力いただくことになりました。

この場をお借りして、感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

すでに記者個人のブログやウェブサイト(本拠地と呼んでいます)、その他の医療情報サービスをはじめ、多方面でご活躍中の方々ですが、それぞれの個別の活動を、このウェブマガジンがつなぐ役割を果たせれば、と思っております。

ぜひとも、本拠地に足を(目を?)運んでいただければと思います。

いずれはこの場が若手記者を育成する登竜門として活用される、さらには広く学術媒体として活用される、という大きな夢をもちながらも、地域医療の現場に目を向け地道に続けていきたいと思います。

まあ、どうか末永く、よろしくお願いいたします。

発行責任者 bycomet


私は「臨床家」でもないし「若手」でもないし、そもそも「医療者」ではないので、
こんな素人がいったい何を書くつもりなんだろう……?

……と、ちょっと自分で戸惑いつつも、

bycometさんのこれまでの情報発信や、
「地域医療ジャーナル」の先輩記者の方々のこれまでの記事からは、

「科学っぽい」顔つきだけのマヤカシの「エビデンス」をはびこらせながら
「科学とテクノで簡単解決バンザイ」利権の「コントロール幻想」と
功利主義的な政治経済の動向によって、歪にゆがめられていく今の医療を
本来あるべき、まっとうな姿へと引き戻そうとしておられるのだな、と思えて、

そういう話ならspitzibaraも言いたいことは山のようにあるし、

また、そういうところに素人を引っ張り込んでみたいと考えてくださった
bycometさんは、やっぱり並の医師じゃねぇ……と、これまた嬉しくて、
お仲間に入れてもらうことに。

EBMそのものについては、
あんまりシンプルにそれだけを押していくと見えなくなるものもあるぞ、と
私自身はちょっと保留しているのが正直なところなんだけど、

bycometさんや記者の一人の名郷直樹医師が説いているEBMというのは、
医療や科学の権威を素人に向けて振りかざすためのEBMじゃなくて、
医療職が自らの臨床を磨くツールとしてのEBMだと思うし、

そういう意味では、
患者や家族として日常的に接する医療職を見ていると、
「すんませんけど、もうちょっと科学的かつ論理的にモノを考えてもらえません?」と
言ってしまいたくなる場面が多いのも、事実。

で、とりあえず、「地域医療ジャーナル」の記者情報のページで
以下のプロフィールをアップしてみました。

医療にウルサイ「重い障害のある子どもを持つ母親」です。

ゆえに、医療にウルサイ「フリーライター」をやっていたところ、
訳あって、いつしか生命倫理や医療倫理にもウルサイ「ブロガー」となり、
こちらにご縁をいただきました。

医療職ではありませんので、
素人がボケかましたら、「こら」と優しく指摘してやってくださいませ。

よろしくお願いいたします。


次の8月号から、書いていきたいと思っています。
よかったら、読んでくださいませ。

「地域医療ジャーナル」月1回発行。月額250円(税別)

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